80.北 岳(きただけ)(2) 3,193m |
山梨県、白根三山(南アルプス北部)。 |
登頂日: | 平成10年(1998年)7月20日(月) |
天 候: | 晴 |
行 程: | 農鳥山荘−間ノ岳−北岳山荘(泊)−北岳−肩の小屋−二俣−広河原 |
7月20日(月) 4:30. 北岳山荘発 5:45. 北岳山頂着 6:00. 山頂発 |
6:40. 肩の小屋、 5分休憩 7:10. 小太郎尾根分岐、7:45. 発 9:25. 二俣、 10分休憩 10:30. 10分休憩 11:30. 広河原着 |
81.間ノ岳からの続き 北岳は、7年前(1991年7月29日)、家内と娘の3人で広河原から白根御池小屋に泊って、八本歯のコルから北岳に登り、今回と同じコースを下ったことがあり、今回は2回目となる。前回も花はすばらしかった。 7月20日(月) 4:30. 北岳山荘発。 まだ薄暗いが出発する人が多い。尾根道を登る。 5:45. 北岳山頂着。 山頂には朝日が射していた。下は雲海。南に間ノ岳がなだらかに横たわり、その右肩に塩見岳が見える。農鳥岳は間ノ岳の陰でどれが山頂なのか分からない。仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山が間近に見える。その他の遠い山々は雲の中。富士山も見えない。だんだん山頂が混雑してきたので、まずまずの天候に感謝して山頂を離れる。 |
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北岳山荘前から北岳 |
北岳山頂から間ノ岳・塩見岳 |
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6:00. 山頂発。 肩の小屋からも大勢登って来る。比較的珍しい花としては、チョウノスケソウ、ムカゴユキノシタ、そして、肩の小屋の少し上にタカネマンテマが見られた。 6:40. 肩の小屋着。 大勢の登山者がいた。 6:45. 発。 7:10. 小太郎尾根分岐の少し下の広場で休憩、食事を摂る。いま登ってきた北岳を眺めながら。八本歯のコルへの沢の傾斜はすごく急に見える。前回はよくあんなところを登ったものだと感心する。足元から雲が広がっている。正午ころまでに広河原に着けばよいので、これからのお花畑を楽しみながら、のんびりと下ることにする。 7:45. 発。 少し下るとすぐにガスで北岳も見えなくなった。 緑の草付きにイブキトラノオの白い穂が一面に風に揺れ、その中に黄色いシナノキンバイ、紫のタカネグンナイフウロ、赤いヨツバシオガマやハクサンチドリ、オレンジ色のクルマユリ、その他、ハクサンフウロ、イワオウギ(ハクサンオウギ?)などさまざまな色の花が咲いている。 |
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チョウノスケソウ |
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タカネマンテマ |
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お花畑 |
イブキトラノオ |
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タカネグンナイフウロ |
クガイソウ |
ミヤマハナシノブ |
ダケカンバなどの林になると、イブキトラノオの背は高くなり、クガイソウが現れる。さらに下って、ミヤマハナシノブが現れれば二俣は近い。 9:25. 二俣着。 霧が深い。辺りにはミソガワソウが群落している。 9:35. 二股発。 やはり今年は雪が少なく、雪渓は断続していて左岸の登山道を下る。広河原が近付き、白根御池小屋への分岐附近の樹林帯の林床にはレンゲショウマが咲いていた。 11:30. 広河原着(途中10分休憩)。 前回は一日の行程が長かったためか、二俣から広河原まで非常に長く感じたが、今回はそれほどではなかった。無事の下山を感謝して、広河原山荘で下山届を出した。 12:30. 広河原発のバスで北沢峠へ、バスを乗り継いで、13:50. 戸台口着。 戸台口から鳥倉林道終点までは交通の便がないので、最初からタクシーを利用する予定だった。1時間、1万円くらいかと思っていたが、R152の分杭峠が土砂崩れで交通止めのため、大きく遠回りすることになり、2時間、2万円もかかってしまった。 戸台口のバス停の職員、タクシーの運転手とも親切だった。 16:30. 鳥倉林道終点駐車場発(車)。 20:15. 帰宅。 80.北岳(1)へ 80.北岳(3)へ |
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