77. 甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)(2)  2,967m

 
 山梨・長野県境、南アルプス北部

登頂日: 平成22年(2010年)9月3日(金)
天 候:
行 程:
 
北沢峠−双児山−駒津峰−甲斐駒ヶ岳−六合目石室(泊)−
鋸岳−角兵衛沢−戸台大橋

9月3日(金)
  9:00. 北沢峠発
  9:50. 5分休憩
  10:50. 双児山、 15分休憩
  11:50. 駒津峰着、 12:00. 発
  12:30. 直登分岐
  12:50. 摩利支天分岐
 
  13:25. 甲斐駒ヶ岳山頂着
  13:40. 山頂発
  14:20. クサリ場
  14:45. 6合目石室着(泊)
 

9月2日(木)
 今回は、鋸岳の登頂を目指して、甲斐駒ヶ岳から鋸岳の縦走に出発する。
 
 14:40. 自宅発(車)。 16:00. 梓川SA。 17:00. 伊那。食料などを買う。
 17:45. 戸台大橋着。 戸台大橋近くの駐車場で車中泊。
 6時のバスに乗る予定でいたが、9月から平日は8時が始発になっていた。

9月3日(金)
 写真を撮ろうとしたが、カメラの電源が入らない。電池を交換しても同じだった。残念ながら今回の登山は写真なしになってしまった。
  8:15. 戸台大橋発(バス)。 快晴で車中から鋸岳、甲斐駒、千丈ヶ岳などがよく見えた。大平山荘前からは槍や穂高など北アルプスの山々も遠望できた。
  8:55. 北沢峠着。

  9:00. 北沢峠発。 コメツガなどの針葉樹林帯の中を急登する。日陰なのでそれほど暑くない。
  9:50. 休憩5分。 GPSを見ると軌跡が記録されていなかった。電池を入れ替える。男性が一人追い越していった。この人も鋸岳を目指していて、私の少し前を行動してくれていたので非常に助かった。
 10:50. 双児山着。 軽食をとって休む。前方に甲斐駒ヶ岳が大きく見えてくる。
 11:05. 発。 一度下って駒津峰に登り返す。潅木帯となり陽射しが照りつける。それでも風が涼しいので助かる。
 11:50. 駒津峰着。 仙水峠からの道と合流する。 12:00. 発。
 12:30. 六方石、直登コースと摩利支天コースへの分岐。摩利支天の方に進む。
 12:50. 摩利支天分岐。花崗岩のザレた急坂を登る。息が上がる。黒戸尾根からの道と合流するとすぐに山頂に着く。
 13:25. 甲斐駒ヶ岳山頂着。 山頂には5人だけ。快晴で360度の眺望。南に北岳、その左にアサヨ峰、鳳凰山。富士山は見えなかった。北岳の奥に南アルプスの山々、塩見の先まで見えた。南西に仙丈ヶ岳、その右に中央アルプスの山々から御嶽山。北に八ヶ岳。北アルプスも遠くに見える。
 13:40. 山頂発。 鋸岳への縦走路に入る。途端に道が悪くなる。下り始めてすぐに2ヶ所、こんなところを下るのかと思うほどの2mくらいの下りがある。下に道が見えているし、他に巻き道がないのでずり落ちるように下った。木のほとんどない岩礫の尾根で見通しがよく、迷うことはない。
 14:20. クサリ場。7、8mくらいか。懸垂下降の要領で下る。潅木帯に入ると下に針葉樹林の手前に小さな裸地の広場が見えてくる。そこが水場と6合目石室の分岐だ。その手前で左下に石室が見え、尾根から直接石室に下ることができた。男性が石室の近くを歩いていた。
 14:45. 6合目石室着。
 石室から広場まで3、4分。広場から水場まで、下り7分、登り10分強。水は僅かな流れでコップがないと汲むことができない。ちょうど男性が水を汲み終わるところだった。2リットル汲むのに5分かかった。
 仙丈ヶ岳を眺めながら小屋の前でウィスキーを飲んで過ごす。夕方まで晴れていたが、6時ころから霧が出てきた。
 石室は、3×3間で半分が板の間、半分土間になっている。しっかりとした小屋だ。そこに男性と2人で泊まった。男性は途中にもう1人の男性を追い抜いてきたといったが、その男性は現れなかった。翌日、その男性に会ったが、石室が分からず、ビバークしたという。
 小屋は夜中ずっと深い霧に包まれていた。

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