54. 槍ヶ岳(やりがたけ)(3)  3,180m

 
 長野・岐阜県境。槍・穂高連峰(北アルプス南部)。

登頂日: 平成22年(2010年)7月24日(土)
天 候:
行 程:
大天荘−(喜作新道)−西岳ヒュッテ−水俣乗越−(東鎌尾根)−
槍ヶ岳山荘(泊)=槍ヶ岳(往復)−槍沢−横尾山荘−上高地

7月24日(土)
  5:00. 大天荘発
  5:35. 大天井ヒュッテ、5分休憩
  6:15. ビックリ平、 5分休憩
  7:05. 5分休憩
  7:17. 赤岩岳
  7:45. 10分休憩
  8:10. 西岳ヒュッテ着、8:40. 発
  9:35. 水俣乗越、 10分休憩
     途中、休憩3回20分
  11:50. ヒュッテ大槍着、12:35. 発
  13:25. 槍ヶ岳山荘着、 13:40. 発
  14:10. 槍ヶ岳山頂着
  14:25. 山頂発
  14:55. 槍ヶ岳山荘着(泊)

7月25日(日)
  6:00. 槍ヶ岳山荘発
  7:15. 滝見岩、  5分休憩
  8:00. 水俣分岐、 5分休憩
  8:50. 槍沢ロッジ着、9:15. 発
  9:55. 槍見河原
  10:30. 横尾山荘、 5分休憩
  11:30. 徳沢園、  10分休憩
  12:20. 徳合峠分岐、10分休憩
  13:10. 河童橋
  13:25. バスターミナル着


  160. 大天井岳(2)からの続き。

 高校時代(50年以上前)に今回と同じコースで槍ヶ岳に登ったが、そのときの記憶は全くなくなっていた。それほど辛かったという記憶がなかったので今回の計画を立てたが、かなり厳しいコースだった。しかし、ゆっくり登ってほぼコースタイム通りだった。
今回は天候に恵まれて予定通りに登ることができた。
 
大天荘前から穂高岳


大天荘前から槍ヶ岳


7月24日(土)
  5:00. 大天荘発。 快晴。槍・穂高が朝日に照らされている。かなり急なガレ場を下っていく。
  5:35. 大天井ヒュッテ着。 もうみんな出発した後なのか、小屋周辺は静かだった。
  5:40. 発。潅木帯の山腹をトラバースするように下っていく。少し登り返すと稜線上の小さな広場に出る。
  6:15. ビックリ平。 6:20. 発。緩やかに登降しながら稜線上の道を進む。左に常念岳、右に槍ヶ岳を見ながらの稜線漫歩だ。 6:45. 赤岩岳への急な登りにつく。
  7:05. 急坂を登り切ったピークで5分休憩。
  7:17. 赤岩岳。この辺りにはミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリなどのお花畑がある。 7:45. 10分休憩。

  8:10. 西岳ヒュッテ着。
  8:40. 発。 西岳ヒュッテ辺りが最低鞍部かと思っていたが、間違いだった。ここから水越乗越まで約200m下る。しかもその傾斜が非常に強い。また、眼の前には槍ヶ岳への東鎌尾根の急坂が眼に入り、そこを登らなければならないのに下って行くのは辛い。一旦下りきってからさらに50mくらいのピークを越した先が水越乗越だった。
  9:35. 水俣乗越着、10分休憩。
  9:45. 発。 急な登りが続く。
 10:20. 西岳、大天井、燕岳がよく見える小さなピークで5分休憩。

西岳ヒュッテから槍ヶ岳

 10:28. 長いハシゴ。
 10:40. 槍ヶ岳の山頂から北鎌尾根がよく見える場所がある。
 10:50. 10分休憩。 11:25. 5分休憩。
 11:50. ヒュッテ大槍着。 長い急坂を登り切って一安心する。昼食を摂って休憩。
 12:35. 発。 眼の前に近付いてきた槍の頂上をみながら登る。
 12:50. 殺生ヒュッテ分岐。左下に見える槍沢を登山者が大勢登ってくる。

東鎌尾根途中から北鎌尾根

ヒュッテ大槍から槍ヶ岳

13:25. 槍ヶ岳山荘着。 個室を取る。

 13:40. 山荘発。 槍の山頂に向かう。上空には雲が出てきている。数珠繋ぎになって岩場を登っていく。
 14:10. 槍ヶ岳山頂着。
 人で溢れている。順番に山頂の写真を撮る。雲は出てきているが、360度の眺望が得られた。
 14:25. 山頂発。
 14:55. 槍ヶ岳山荘着。

槍ヶ岳山頂

     
  槍ヶ岳山頂から穂高岳

 
     
 山頂から大天井岳

   山頂から常念岳

 昨年は西鎌尾根から風雨の中、槍ヶ岳山荘まで来たが、槍の頂上までは行けなかった。今年、再挑戦して登頂できた。しかし、東鎌尾根は西鎌尾根よりもきつい道だった。
 ある本に喜作新道を開いた喜作さんは殺生小屋から中房までを一日で往復していたと載っていた。また、殺生小屋で登山者に出す米がなくなったとき、やはり一日で上高地から米1俵を運んできて登山者に出したとも載っていた。すごい人だったようだ。


7月25日(日)
 朝方、山荘前から南東方向の雲の上に富士山が浮かんでいた。その手前右に甲斐駒、北岳が見える。穂高岳は南岳の陰でよく見えない。

     
   槍ヶ岳山荘前から富士山

 

  6:00. 槍ヶ岳山荘発。
  7:15. 滝見岩。 5分休憩。
  8:00. 水俣分岐。 5分休憩。
  8:50. 槍沢ロッジ着。
 きれいな立派な小屋だ。
  9:15. 発。
  9:55. 槍見河原。木々の梢の先に山頂がちょっと見える。
 10:30. 横尾山荘着。 大勢の登山者で賑わっている。 10:35. 発。
 11:30. 徳沢園着。 11:40. 発。
 12:20. 徳合峠分岐。 12:30. 発。
 13:10. 河童橋。
 13:25. バスターミナル着。

 
   
   槍沢雪渓から槍ヶ岳

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