78. 仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)(1)  3,033m

 
 山梨・長野県境、南アルプス北部

登頂日: 平成8年(1996年)7月20日(土)
天 候:
行 程:
 
北沢峠−大滝ノ頭−馬の背ヒュッテ(泊)−
仙丈ヶ岳−小仙丈ヶ岳−大滝ノ頭−北沢峠−仙水小屋(泊)

7月19日(金)
  9:35. 北沢峠発
  10:35. 3合目、 10分休憩
  11:30. 大滝ノ頭、10分休憩
  12:00. 藪沢小屋
  12:30. 藪沢着、 13:00. 発
  13:15. 馬の背ヒュッテ着(泊)

7月20日(土)
  4:30. 馬の背ヒュッテ発
  5:20. 仙丈小屋、  15分休憩
  6:00. 仙丈ヶ岳山頂着
  6:30. 山頂発
  7:00. 30分休憩、食事
  8:10. 小仙丈ヶ岳、 10分休憩
  8:50. 大滝ノ頭、  20分休憩
  10:30. 北沢長衛小屋着、10:50. 発
  11:20. 仙水小屋着

 
7月19日(金)
 仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳に登る予定。
  4:00.自宅を車で出発。 5:00.中野IC。 6:20.伊那IC。
  6:50.戸台口着。 真夏の陽射しが照りつけている。ウグイス、ホオジロ、キセキレイ、ツバメ、ヒヨドリ、カラスなど。
  8:25.戸台口発。 北沢峠行のバスに乗る。 9:35.北沢峠着。

  9:40. 北沢峠登山口発。 鬱蒼としたシラビソ樹林の中を登る。コマドリ、メボソムシクイが啼いていた。マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、カニコウモリ。
 10:35.3合目、10分休憩。 次第に曇ってきた。
 11:30.大滝ノ頭(5合目)着。10分休憩。 分岐を右に馬の背ヒュッテに向かう。ほぼ水平にトラバース気味に進む。3、4本の沢を渡ると小屋がある。
 12:00.藪沢小屋。無人だった。近くに水場がある。
 12:30.藪沢の河原着。 昼食を摂る。河原にアオノツガザクラ、コイワカガミが見られた。その他、ここまでにユキザサ、クロクモソウ、タケシマラン、キバナノコマノツメ、ヒョウタンボク、クルマバツクバネソウなど。 13:00.発。
馬の背ヒュッテ

ヒュッテ付近のお花畑

 13:15.馬の背ヒュッテ着。 ダケカンバ林の中の小屋で、周りの斜面にはたくさんの花が咲いていた。ハクサンイチゲ、ハクサンフウロ、クロユリ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ユキザサ、コバイケイソウ、マルバギシギシ、ハクサンチドリ。
 夕方になって晴れてきて、小屋の裏から夕陽に映えた甲斐駒ヶ岳が神々しい姿が眺められた。夕食はカレーライス。毎日同じだという。夜はすばらしい星空だった。
 

馬の背ヒュッテから甲斐駒ヶ岳


7月20日(土)
  4:30.馬の背ヒュッテ発。 4:50.稜線(馬の背)に出る。
  5:20.仙丈小屋(藪沢カールの避難小屋)着。 水場がある。軽食を摂る。
  5:35.小屋発。  ハクサンシャクナゲ、チングルマ。
  6:00.仙丈ヶ岳山頂着。
 雲海の上に360度山々が見える。間近に北岳、その左に富士山。穂高・槍ヶ岳から立山・後立山の峰々。甲斐駒から鋸岳、その後方に八ヶ岳が見えた。十分に眺望を楽しんだ。
 6:30.山頂発。 山頂からしばらく下って、7:00.食事を摂る。
 7:30.発。ミヤマシオガマ、イワウメ、ミネズオウ、オヤマノエンドウ、イワツメクサ、コイワカガミ、チングルマ、クロウスゴ、ツガザクラ、コメバツガザクラ、ジムカデなど。
  8:10.小仙丈ヶ岳着。 すでに雲が出てきて周囲の展望はできなくなってきた。
  8:20.小仙丈ヶ岳発。 少し下るとハイマツ・ナナカマド帯となる。
  8:50.大滝ノ頭、20分休憩。 小雨が降ってくる。
  9:50.2合目。ハクサンシャクナゲ、タカネグンナイフウロ、キバナノヤマオダマキ、キソチドリなど。
 10:30. 北沢長衛小屋着。 10:50. 発。
 雨の中を仙水小屋に向かう。
 11:20. 仙水小屋着。
 しかし、ここは予約してなければ泊められないという。何回電話をしても通じなかったといっても中々承知してくれなかったが、なんとか泊めて貰うことができた。夕食には刺身が付いた。
仙丈ヶ岳山頂

山頂から富士山


  77.甲斐駒ヶ岳(1)に続く。   78. 仙丈ヶ岳(2)
 

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