279. 山上ヶ岳(さんじょうがたけ)  1,719m

 
 奈良県、大峰山脈北部。 大峰信仰の根本道場。今も女人禁制を守っている。
 羽黒山(山形県)、英彦山(福岡県)とともに日本三大修験場とされる。
   
登頂日: 平成19年(2007年)3月31日(金)
天 候: 濃霧
行 程: 大峰大橋=洞辻茶屋=大峰山寺=山上ヶ岳(往復)
 
3月31日(金)
  8:15. 大峰(清浄)大橋発
  8:55. 一本松茶屋、 5分休憩
  9:30. お助け清水
  9:50. 洞辻茶屋着、 10:25. 発
  10:35. 分岐
  10:50. 鐘掛岩
  11:16. 大峰山寺本堂着
  11:30. 山上ヶ岳山頂着
 
  11:40. 山頂発
  12:03. 下山道分岐
  12:10. 分岐
  12:20. 洞辻茶屋
  12:50. 一本松茶屋
  13:15. 大峰大橋着

  184. 釈迦ヶ岳からの続き

3月31日(金)
 昨日は釈迦ヶ岳に登ってきて、洞川温泉「あたらしや」に泊った。朝方、5時ころから雨が降り出してきた。予報では朝は雨で、次第に止んでくるということだ。7時まで様子をみていたが、それほど強い雨ではないので、大峰(清浄)大橋の登山口まで行ってみることにした。
  7:30. 大峰大橋駐車場着 。広い駐車場には1台の車も止まっていなかった。車の中で様子をみていると、雨は止んで空も明るくなってきたので、出発することにした。

  8:15. 大峰大橋発。 前に来たときには橋の上から山上ヶ岳の山頂(西ノ覗岩?)が見えたと思ったが、今はまったく見えない。橋を渡ってすぐに女人禁制の門がある。スギ林の中を緩やかに登る。昔から大勢の人に登られた道だ。
  8:55. 一本松茶屋、5分休憩。
  9:30. お助け清水。スギ林を抜けて潅木帯に入ると西からの風が強く吹いていて木々がヒューヒュー、ゴーゴーと鳴っている。
  9:50. 洞辻茶屋着。 西ノ覗、東の覗などがあり、有名な修験場なので、険しい岩場で強風に曝されるのは危険かと思ってどうしようかと考えていた。地図をみると登山道は尾根の東側に切られているようなので、西からの風には当らないのではないかと考えて登ることにした。
 10:25. 洞辻茶屋発。 すぐにもう一つの茶屋があり、その先に分岐がある。左が古来の大峰大駆道で、右は下りに利用する道だと書いてある。
 10:35. 分岐。 左に進む。急に傾斜が強くなる。「油こぼし」といわれるところだろう。木の階段が整備されている。鎖の設置された岩場が2ヶ所ある。ところどころ道の脇には残雪があったが、歩くのに支障はなかった。
 10:50. 鐘掛岩。 すぐ先に下山道の分岐がある。

 11:15. 大峰山寺山門。 山門附近の石段は雪に覆われていた。
 11:16. 大峰山寺本堂着。 濃霧で数十m先は見えない。山上ヶ岳の山頂がどこにあるのか分からない。本堂の前をそのまま通り過ぎて先に進んでみたが、下って行くばかりなので戻った。本堂前からお花畑への道に入ると、「頂上お花畑」と「山上ヶ岳」の標柱があった。しかし、三角点がないので、お花畑から高い方へ林の中に入っていくと聖蹟、湧出岩があり、その前に三角点があった。
 11:30. 山上ヶ岳山頂着。

大峰山寺山門

山上ヶ岳山頂

西の覗

 11:40. 山頂発。 西ノ覗からも下はまったく見えなくて恐怖感はなかった。
 12:03. 下山道分岐。下山道を下る。木の階段が続いている。
 12:10. 下山道、下の分岐。
 12:20. 洞辻茶屋。
 12:50. 一本松茶屋。
 13:15. 大峰大橋着。
 
 登山道は、鐘掛岩手前の油こぼしに短い岩場があるだけで、全体は木々に囲まれていた。日本三大修験場の英彦山も羽黒山も岩場というよりも鬱蒼とした樹林に囲まれた山だった。雨に降られず、強風にも曝されずに帰られたのはよかった。今日も一人の登山者にも会わなかった。

 13:30. 駐車場発(車)。 笠木附近で昼食。
 14:20. 吉野附近。 15:40. 針IC。 16:50. 四日市着。

  274.藤原岳に続く。
 


 トップページ