255. 野口五郎岳(のぐちごろうだけ)(1) 2,925m

 
 富山・長野県境、北アルプス南部。
 裏銀座コースの中央に位置し、水晶岳の東に谷を挟んで対峙する。
 
登頂日: 平成10年(1998年)8月22日(土)
天 候:
行 程:
高瀬ダム−烏帽子小屋−野口五郎岳小屋(泊)−野口五郎岳−
水晶小屋=黒岳(往復)−三俣山荘(泊) 
 
8月21日(金)
  6:50. 高瀬ダム発
  7:15. 濁沢水場
  8:10. 15分休憩
  9:10. 中間地点、 20分休憩
  10:15. 三角点、  10分休憩
  11:10. 15分休憩
  11:50. 烏帽子小屋着、12:20. 発
  13:10. 10分休憩
  13:40. 三ツ岳
  14:20. 10分休憩
  15:30. 野口五郎小屋着(泊)
8月22日(土)
  5:30. 野口五郎小屋発
  5:45. 野口五郎岳着
  6:00. 山頂発
  6:25. 真砂岳(標識)
  7:10. 休憩10分
  7:50. 東沢乗越、  10分休憩
  8:50. 水晶小屋着、  9:10. 発
  9:45. 水晶岳山頂着、10:00. 発
  10:30. 水晶小屋、  5分休憩
  11:10. ワリモ分岐着、12:00. 発
  12:30. 黒部源流発
  14:15. 三俣山荘着(泊)
 
  北アルプスの百名山では、水晶岳と笠ヶ岳が未登頂なので、今年はこの2峰を登ろうと思っていた。この週末は天気がよさそうなので出かけることにした。

8月20日(木)
 18:00. 自宅を車で発つ。 21:00. 大町駅前着(途中夕食)。
 大町駅前のアルプスタクシーで、翌日のタクシーの予約と下山までの駐車を依頼して、指定された駐車場に車中泊をした。24日夕方までの駐車料が無料だった。

8月21日(金)
  6:10. 大町駅前発。 高瀬ダムまでタクシー(7,000円)。4日間の駐車料も考えれば安い。七倉には大きな駐車場がある。ここからダムへタクシーが往復しているが、ダムへのゲートは6時半にならなければ開かない。

  6:50.ダム堤を出発。 快晴。トンネルを抜けると不動沢に立派な長い吊り橋が架かっている。濁沢も広い沢だが、現在は水の流れは数mの幅しかなく、これを丸太橋で渡って広い河原を斜め上流に横切る。上流に滝が見える。目印に従って対岸に渡ると小さな沢があり、これがブナ立尾根の最後の水場だ。8月12日に土石流に流された(1人死亡)濁沢の吊り橋はこの水場附近に架かっていたようだ。吊り橋のワイアーが千切れて河原の砂に半分埋まっていた。自然の猛威を見せ付けられた思いだ。
  7:15. 濁沢水場発。 登り口に烏帽子小屋まで@からKまでの印が付いているから、それを参考に休むとよいとある。すぐに急登が始まる。番号はKから始まる。
  8:10. Iを過ぎたところで15分休憩。 G辺りからブナ林から針葉樹林に変わる。
  9:10. E、中間地点で軽食を摂る。 9:30. 発。番号は登りで約20分の間隔で付けられているようだ。
 10:15. C三角点(2,209m)で10分休憩。
 11:10. Aの少し上で15分休憩。 烏帽子小屋直前まで登りだけというブナ立尾根だった。
 11:50. 烏帽子小屋着。 歩行時間は3時間35分、休憩が60分、計4時間35分。
 烏帽子小屋は西側が開けていて、眼前に赤牛岳が、その右肩に薬師岳が見える。足元にはイワギキョウが群生していた。腹拵えをして野口五郎小屋に向う。
 12:20. 烏帽子小屋発。 テント場を少し下ったあと稜線の緩い登りが続く。左下に高瀬ダムが見える。対岸は餓鬼岳だろう。途中10分休んで、13:40. 三ツ岳の肩に着いた。三角点がある。三ツ岳を西に巻いて行く。コマクサの株はあるが、花は終わっていた。稜線の砂礫やゴーロの道は緩いが登りが続き、ブナ立尾根を登ってきた身には堪える。
 14:20. 10分休憩。 雲が出てきて直射日光に当たらずに助かる。巨岩のピークを巻いて、「小屋は左へ」の指示があれば小屋は近い。「あと5分」、「あと3分」のペンキを見てがんばる。 
 15:30. 野口五郎小屋着。
 薄いガスが湧いていて、ときどき野口五郎の山頂が姿を見せるだけでほとんど何も見えない。小屋の宿泊者は、私たちとほとんど一緒に高瀬ダムからきた男性4人と3人の2グループと単独行の数人、水晶岳の方向から来た数人の15人くらい。夕食を摂ったのは11人だった。ゆっくりと眠れた。朝方3時ころ地震があった。

8月22日(土)
  5:00. 朝食。
  5:30. 野口五郎小屋発。 野口五郎岳がよく見える。
  5:45. 野口五郎岳着。 快晴。360°見渡せる。
 
   52.水晶岳(1)に続く。   255. 野口五郎岳(2)
 

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