5:52. カラ谷分岐。　木平湿原への分岐。籾糠山まで2.6ｋｍの標柱がある。カラ谷の籾糠山登山道を進む。谷の右岸に沿って緩やかに登る。周囲は原生林として保護されている。ウグイス、コルリ、ミソサザイ、アカハラ、カッコウ、ツツドリなど。

　 6:20. 木平分岐、10分休憩。　分岐を右に折れ、沢から離れて山腹の急斜面を登る。しかし、10分足らず登り切り、尾根に出ると傾斜は緩やかになる。
　 6:45. 籾糠分岐。「籾糠山まで0.8ｋｍ、天生湿原まで1.6ｋｍ」の標柱が立っている。山頂まで200ｍからが急坂となる。
　 7:08. 籾糠山山頂着。　南北に長い狭い尾根状の山頂だ。その山頂からの眺望が素晴らしい。南東に御嶽が間近に見える。その左に乗鞍岳。その左、東には穂高連峰から槍ヶ岳、黒部五郎、薬師、立山、剣岳から毛勝山まで北アルプスを一望できる。西には猿ヶ馬場山が迫っていて遠くの山々は見えない。

　 8:05. 籾糠分岐。　ブナ探勝路をとる。緩やかな新緑のブナ林を気持ちよく下る。カエデ類も多いので紅葉もきれいなのだろう。途中、下りで10分くらいの急な坂がある。今日初めて、こちらを登ってくる一組の夫婦に出会った。
　 8:40. ミズバショウ群生地。　下ってきて登山道から左に折れて湿原に出る。今の時期、水芭蕉は咲いていない。食事を摂って休憩。
　 8:55. 発。
　カラ谷分岐付近にはニリンソウが多く咲いていた。ラショウモンカズラも久し振りに見た。人が多くなってきた。
　 9:08. 天生湿原南端。　西回り、東回りとも大勢の人が歩いてくる。東回りを帰る。

　 9:17. 湿原北端の分岐。
　 9:35. 天生峠着。　昨夕、登山口で話をした森林組合の人に出会った。登山道の整備をするらしく、ロープなどを持って登ってきた。山頂から先は藪がひどくて引き返してきたことを話す。
　
　猿ヶ馬場山には行けなかったが、気持のよい山行が出来た。原生林の中の籾糠山登山道のもよかったし、帰りのブナ探勝路も気持ち良かった。山頂の眺望も素晴らしかった。人気があり、大勢の人がくるのも頷ける。木平湿原もよいところなのだろう。

　時間があるので、昨年の秋に登った三方岩岳が山頂まで行っていなかったようなので、もう一回登ってみることにした。

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