203. 神威岳(かむいだけ)  1,600m

 
 北海道中央、日高山脈南部ペテガリ岳の南に位置する。
 語源カムイ・ムプリは「神の山」の意味。
 
登頂日: 平成21年(2009年)9月22日(火)
天 候: 霧、小雨
行 程: 神威山荘(泊)=尾根取り付き=神威岳(往復)

9月22日(火)
  5:20. 神威山荘発
  6:40. 二俣(524m)、5分休憩
  7:25. 二俣(710m)
  7:35. 尾根取り付き着、7:50. 発
  8:30. 5分休憩
  9:10. 支稜線、  5分休憩
  10:30. 神威岳山頂着
 
  10:40. 山頂発
  11:15. 10分休憩
  12:10. 尾根取り付き着、12:25. 発
  13:10. 二俣(524m)
  14:15. 神威山荘着

  105. ペテガリ岳からの続き
 
9月21日(月)
 昨日、ペテガリ岳に登山してペテガリ山荘に泊まった。
  5:50. ペテガリ山荘発。 峠越えをして、
  8:55. 駐車地点に着いた。
 神威山荘に移動(車)。 車は4台止まっていたが、誰もいなかった。よい天気で勿体ないが、今日は休憩日とする。本を読んで過ごす。
 午後に3組、8人ほど下山してきた。男性単独行は沢靴の必要ないといい、5人グループは必要だという。女性単独行の人は往復8時間だったという。
 小屋には10人ほどが泊まったようだが、私は慣れた車中泊をした。
 
 
 
神威山荘
 

9月22日(火)
 薄い霧がかかり、あまり天気はよくないようだ。
 
  5:20. 神威山荘発。 山荘の人達よりも早く出発した。沢靴を履いていく。広い林道を緩やかに下り、5分ほどでニシュオマナイ川を徒渉する。沢靴の方が濡れるのを気にしないで歩けるのでよい。対岸にも広い林道が続いているが、次第に荒れてきて車は通れない道となる。左の山腹から流れる沢を渡った先で右にニシュオマナイ川の河原に下る。
  5:52. 二股(440m)。 ここから沢に沿って徒渉を繰り返していく。ところどころ河畔林の中に道がある。河畔林の道の方が歩き易い。テープやケルンを確認しながら進むが、ときに見失うことがある。もう少し目印が多く欲しい。
  6:40. 二俣(524m)、5分休憩。 河原を歩いたり、沢の左岸、右岸の林に入ったりして進む。左岸の河畔に入って10分ほどで二股(710m)に出る。
  7:25. 二俣(710m)。 右のやや急な沢を登る。10分ほどで大きな岩に赤い矢印のマークで尾根への取り付きが示されている。
  7:35. 尾根取り付き。 沢靴から登山靴に履き替え、腹拵えをする。
  7:50. 発。 ササ藪の急登が続く。最初に数回ジグザグの折り返しがあるが、その後はほとんど一直線に登っていく。霧が次第に深くなり、また、樹林の中で周囲の景色は見えない。
  8:30. 5分休憩。
  9:10. 左からの支稜線の尾根に出て5分休憩。 霧雨の状態になり、雨具を着る。ここまでの道の傾斜は、標高差:700m/1000m:直線距離で、これはペテガリ岳の山頂部の傾斜、500m/800mよりも強い。7、8人のグループ(神威山荘に泊まっていた)が追い越して行ったが、すぐ先で休んでいたので私の方が先に進んだ。ここから少し傾斜の緩いところもあるが、やはり急傾斜の登りが続く。高い木がなくなり、灌木帯になると傾斜は緩くなる。国境稜線に出た辺りからはハイマツが現れ、笹原の緩やかな登りとなり、約10分で山頂に着く。

 
524m二股

尾根取り付き

国境稜線の標識

 10:30. 神威岳山頂着。
 霧で周囲はまったく見えない。先ほどのグループが登ってきた。その中にこの神威岳で300名山完登を達成した男性がいた。この人たちは山岳ツアーのグループだった。
 10:40. 山頂発。 寒いので樹林に入ってから休憩することにする。
 11:15. 軽食を摂って休憩。 11:25. 発。ツアーのグループが追い越していったが、途中で追い付いて一緒に下った。
 12:10. 尾根取り付き。 グループの人達は沢靴に履き替えていたが、私の靴は完全に濡れてしまっていたので登山靴のままで下ることにした。
 12:25. 発。 グループの前に出発。
神威岳山頂

 しかし、二股(710m)で雨具を脱いでいるときに追い越された。このグループの後に付いていけば安心と思ってしばらく後ろに付いて行ったが、登山靴では滑り易くて慎重に歩いていたら見失ってしまった。一人でルート探しをしなければならなくなった。朝よりも水量が増していて徒渉地点を探すのに時間がかかる。やはりガイドの人はよく道を知っている。
 13:10. 二俣(524m)。 二股(440m)近くで休んでいるグループに追い付いた。
 13:50. 二股(440m)。 グループと相前後して歩く。
 14:15. 神威山荘着。 山荘から尾根取り付きまでは、沢の水量が少なければ登山靴でもよいが、沢靴の方が石の上でも滑らないし、濡れるのを気にしないで歩けるのでよいようだ。

 14:45. 神威山荘発(車)。
 15:45. 荻伏。コンビニで食事。 16:00. 発。
 16:35. 静内、日高南部森林管理署に林道のゲートの鍵を返す。
 18:50. 有珠山SA着。 車中泊。明日は狩場山に登る予定。

  206. 狩場山へ
 


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