12. 八幡平(はちまんたい)(1)  1,613m

 
 岩手・秋田県境、奥羽山脈北部

登頂日: 平成10年(1998年)7月12日(日)
天 候:
行 程: 八幡平頂上駐車場−八幡平山頂−八幡沼一周−見返峠−駐車場

7月12日(日)
  5:20. 八幡平頂上駐車場発
  5:45. 八幡平山頂着
      ガマ沼を経て八幡沼を一周
  7:15. 駐車場着
 
 
 
  14.早池峰(1)からの続き

7月11日(土)
 早池峰登山後、12:40. 河原坊を出発(車)。 交通規制のため岳附近の駐車場は車で一杯だった。岩手山へ行きたかったが、入山禁止なので八幡平に向かった。
 日詰駅前で昼食。紫波ICから東北自動車道に入り、北に向かう。見えるはずの岩手山は雲で全く見えなかった。
 松尾八幡平ICから一般道へ。八幡平アスピーテラインに向かう。上がるに従い、霧が濃くなり小雨が降ってきた。頂上駐車場で車中泊をするつもりだったが、雨の中で食事をつくるのが面倒なので、途中にあった「八幡平観光ホテル」に泊まることにした(16:00)。気持ちのよい露天風呂がある(入浴だけもできる)。外は霧で全く見えず、高台にあるようだが、どういう地形になっているのか分からなかった。

7月12日(日)
  4:40. 「八幡平観光ホテル」発(車)。 霧、小雨。
  5:00. 八幡平頂上駐車場着。 レストハウスなどのある駐車場は有料のようだが、その少し手前左側に大きな無料駐車場がある。車が5、6台止まっていた。

  5:20. 駐車場発。 レストハウスの駐車場前から右手、山側に入る。小石を敷き詰めコンクリで固めた立派な道だ。すぐに分岐があり、左へ八幡平山頂に向かう。雨は止み、霧だけとなる。林の中でウグイス、ルリビタキ、メボソムシクイが啼いていた。ウソの番が低いオオシラビソのてっぺんに止まっていた。
  5:45. 八幡平山頂着。 大きな柱の標識が立っている。3、4mの高さの舞台のような展望台がある。登ってみたがガスで遠くは見えなかった。ガマ沼へ向かう。すぐに低木帯、湿地帯となる。ハクサンシャクナゲがところどころに咲いていた。
 ガマ沼から左へ。八幡沼の湖岸の斜面は、赤紫のヨツバシオガマ、黄色のニッコウキスゲ、白いシラネニンジンが入り混じって咲くお花畑になっていた。陵雲荘に5、6人の若いグループがいたが、この散策で会ったのはこのグループだけだった。
 陵雲荘からは湿原となり、木道が整備されている。霧であまり遠くが見えないせいか、湿原がずっと続いているようで、幽玄な雰囲気だった。
 道端には、ヨツバシオガマ、ハクサンチドリ、ミヤマキンポウゲ、イワイチョウ、イワショウブ、ウメバチソウ、チングルマ、イワオトギリなど。
 源太別れから右へ帰路につく。八幡沼の東側から南側を巻く道となるが、ここはニッコウキスゲが多くなり、まだ蕾が多いのでもう少し時期が遅ければ、一面のニッコウキスゲの花畑になるのだろう。少し上り道を歩くと見返峠に着く。ここから眼前に岩手山が見えるはずだが、ガスで何も見えない。
  7:15. 駐車場着。
八幡沼、ニッコウキスゲ

 八幡沼周辺の湿原の雰囲気はなかなかよかった。人がいなくて静かだったからだろう。
 秋の紅葉のときもすばらしいのだろうが、歩くとすれば早朝に限ると思う。

  7:30. 駐車場発(車)。 蔵王へ向かう。

  18.蔵王山に続く。  12. 八幡平(2)へ 
 


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