207. 大千軒岳(だいせんげんだけ)  1,072m

 
 北海道道南、松前半島。松前の北方に位置し、松前半島の最高峰。
 江戸時代、流刑にされたキリシタンが処刑された地とされる。
 
登頂日: 平成20年(2008年)7月5日(土)
天 候:
行 程: 松前新道登山口−大千軒岳−旧道登山口

7月5日(土)
  7:20. 新道登山口発
  8:00. あと1,200m、 5分休憩
  8:35. 大千軒岳山頂着
 
  8:45. 山頂発
  9:05. 千軒平、 5分休憩
  9:15. 分岐
  10:15. 旧道登山口着
 
  206. 狩場山(1)からの続き

7月5日(土)
 昨日は狩場山に登山したが、山頂まで行けずに途中から引き返してきた。今日、大千軒岳に登る予定で、松前まできて「温泉旅館矢野」に泊まった。
 山の方は霧に包まれている。

 5:50. 松前、「旅館矢野」発(タクシー)。 途中、工事中で遠回りをしなければならないという。メーターを使わずに8,000円。 7:05. 松前新道登山口着。

  7:20. 新道登山口発。 雨は降っていないが霧が深い。雨具を着て登り始める。道は広くて登り易い。ササも少ない。ブナやダケカンバの樹林の中を登る。「あと2,400m」の標柱から200m毎に標柱が立っている。「あと1,400m」から上は高い樹木はなくなり、ササの中の道となる。しかし、ササが身体に触れることはほとんどなく、あまり濡れない。傾斜がなだらかになる。
  8:00. 「あと1,200m」。半分来たので5分休憩。 周囲は何も見えない。ササの丈が低くなり、膝くらいまで笹原の中を進む。イブキトラノオが目立ってくる。
  8:35. 大千軒岳山頂着。
 霧で展望はまったくできない。
  8:45. 山頂発。 頂上からしばらくは急坂だが、5分ほどで緩やかになり、道の右手にチシマザサの草原が広がる。一面にイブキトラノオが咲き、風に揺れている。その中にところどころにエゾゼンテイカやトウゲブキの黄色い花が揺れる。その他にチシマフウロ、シロウマアサツキ、オオカサモチなど。ムカゴトラノオもある。
新道登山口

大千軒岳山頂

千軒平の十字架

千軒平の標識

  9:05. 千軒平着。 大きな十字架が立っている。稜線から左(東)に下がったところに標識がある。「旧道登山口まで65分」。熊除けの鐘がある。
  9:10. 発。 中千軒岳の方へ登る。
  9:15. 分岐。 中千軒岳へは左に折れて新しく広くササの刈られた道を行くようだ。旧道は直進するように狭い道を進む。分岐に標識はない。すぐに下り始める。ほとんど尾根の右側斜面を尾根に沿って下る。はじめは狭い道だが、樹林帯に入るとしっかりとした道になる。男性登山者が一人登ってくるのに会った。
  9:45. 5分休憩。 霧に包まれた新緑のブナ林が気持ちよい。
  9:55. 旧道コースの標識。 ここまで標識はない。
 10:15. 旧道登山口着。
 薄日が射している。11時のタクシーの時間まで、雨具などを干して待つ。

 10:55. 登山口発、タクシーに乗車。  12:00. 松前着。

 旅館矢野の近くの川沿いの休憩所に荷物を置き、登山靴を乾かして、松前城を見学に出掛ける。松前城、松前神社、龍雲院、光善寺、法源寺などを見学して戻る。
 バスの時間まで、ビールやウィスキーを飲んで過ごす。

搦手二ノ門

松前城

 14:40. 松前発(バス)。    16:08. 木古内駅着。
 16:48. 木古内発(白鳥15号)。 17:33. 函館着。

  明日は、渡島駒ヶ岳に登る予定。

  110. 渡島駒ヶ岳に続く。
 


トップページ