83.悪沢岳(わるさわだけ)  3,146m 

 
 静岡県、南アルプス南部。

登頂日: 平成15年(2003年)7月19日(土)
天 候:
行 程: 中岳避難小屋(泊)−悪沢岳−千枚岳−千枚小屋−椹島

7月19日(土)
  6:20. 中岳避難小屋発
  7:00. 5分休憩
  7:22. 悪沢岳山頂着
  7:45. 山頂発
  8:38. 千枚岳山頂着、8:45. 発
  9:12. 千枚小屋着、 9:35. 発
  9:57. 駒鳥池
  10:30. 見晴岩、 10分休憩
  10:45. 蕨段
 
  11:05. 水場(清水平)
  11:30. 5分休憩
  11:40. 林道
  11:50. 小岩下
  12:04. 階段
  12:35. 涸沢の上部、5分休憩
  13:00. 吊橋
  13:20. 椹島着
 
  84. 赤石岳からの続き

7月19日(土)
 朝になっても外に出ると服が濡れてくるくらいに霧が深く、風もかなりある。身支度を整えて小屋を出る。

  6:20.中岳避難小屋発。
 歩き始めてみると、霧は深いが歩くのにそれほど困難を感じない。花の写真を数枚撮ったらデジカメの容量が一杯になってしまった。不要なのを消去しようとしたがスムースにいかない。カメラは濡れて来るし困った。フラッシュカードの予備も持って来なければならない。
  6:40.鞍部。上部は見えないが、大きな山に急傾斜の道が続いているのが見える。東岳山頂まで1時間くらいはかかると思われるので、もう少し登ってから休むことにして登り始める。
  7:00.苦しくなって5分休憩。
  7:22.悪沢岳(荒川東岳)山頂着。
 深い霧。山頂には誰もいない。写真を撮れるようにデジカメの画像を10枚くらい消去する。
  7:45.悪沢岳山頂発。 山頂部の岩石を過ぎるとなだらかな広い尾根道になる。丸山の山頂は気付かずに通り過ぎてしまった。
 狭い尾根道で20名以上の団体と行き逢い、すれ違うのに苦労した。そこからすぐ先の急な岩礫を登りきると千枚岳山頂だった。
  8:38.千枚岳山頂着。
 この山頂にも誰もいない。
  8:45.千枚岳山頂発。 すぐにミヤマハンノキ・ダケカンバ帯に入る。
  8:52.二軒小屋への分岐。
 
中岳避難小屋前から悪沢岳

悪沢岳山頂

  9:12.千枚小屋着。 小屋附近にお花畑があると思っていたが気付かなかった。小屋は新しくてきれいな立派な小屋だ。小屋の脇に雨宿り用の小さな小屋がある。そこにカメラなど重そうな荷物を持った3人組と疲れた様子の若い男性一人がいた。3人組は椹島から7時間半かかったと。男性は5時間半だったという。頑張れば4時間くらいで下れそうなので、14:00のバスに間に合うように下ることにした。食事をしてから出発する。
  9:35.千枚小屋発。すぐに薄暗い針葉樹林帯に入る。ミソサザイ、ウグイス、メボソムシクイ、エゾムシクイ、ルリビタキが啼いていた。
  9:57.駒鳥池。コマドリは啼いていなかった。
 10:30.見晴岩、5分休憩。 霧で見晴しできない。
 10:40.椹島まで3時間の標識。  10:45.蕨段。雲の下に出たのか霧は晴れてきた。
 11:05.水場(清水平)。沢に水が流れている。この辺りの道の傾斜は強い。
 11:30.5分休憩。  11:40.林道。日が差してきている。
 11:50.小石下。「椹島まで1時間30分」とある。2時までには十分着けようなので安心した。ここまでかなり大勢の登山者と行き逢った。
 12:04.ハシゴを下って林道に出て再び登山道に入る。ここからは山腹を斜めに下って行くだけの楽なコースだと思っていたがなかなか険しい道だった。樹林帯の中の狭い岩尾根を登ったり下ったりする。右下に廃棄されたハシゴが放置されてあるのが見えた。そのうちに尾根は広くなるが結構急な登りもある。予想と違うので道を間違えたのではないかと不安になる。
 12:35.涸沢に出たところで休憩5分。 かなり頑張って歩いてきたので疲労を覚える。さらに急傾斜の道が続く。途中、右手に道の跡があった。やはり以前はここから山の斜面に道があったのだろう(古い地図にはそのように載っている)。
 13:00.吊橋。やっと吊橋に着いた。
 13:20.椹島着。 着替えをロッカーから出す(1日200円、600円)。

 14:00.フォレストバスに乗車。他には4、5人だけ。
 14:50.畑薙第一ダム着。 登山者案内所で宿の相談をする。皆さん親切だった。
 15:00.畑薙第一ダム発(車)。
 15:30.田代温泉、民宿「ふるさと」着。

7月20日(日)
  8:15.「民宿ふるさと」発(車)。
 10:30.富士川SA。 12:10.道の駅「朝霧高原」。 16:00.帰宅。

 これで、百名山は利尻岳を残すのみになった。
 

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