15.鳥海山(ちょうかいさん)(2)  2,236m

 
 秋田・山形県境、丁岳山地(出羽山地南部)。

登頂日: 平成18年(2006年)7月30日(日)
天 候:
行 程:
 

鉾立登山口−御浜小屋(泊)−伏拝岳−鳥海山−大物忌神社−千蛇谷−
御浜小屋−鉾立登山口


7月29日(土)
  15:00. 鉾立登山口発
  16:05. 賽の河原、 5分休憩
  16:45. 御浜小屋着(泊)
7月30日(日)
  5:40. 御浜小屋発
  6:25. 七五三掛、 10分休憩
  7:40. 伏拝岳、  10分休憩
  8:25. 外輪山から下る。
  8:45. 新山への分岐
  9:00. 鳥海山(新山)山頂着
 
  9:15. 山頂発
  9:35. 大物忌神社休憩地着
  10:25. 神社発
     千蛇谷コースを下る。
  11:30. 七五三掛、 10分休憩
  12:25. 御浜小屋、 10分休憩
  13:50. 鉾立登山口着

 16. 月山(3)からの続き

7月29日(金)
 12:05. 月山8合目駐車場発(車)。 平野部は晴れていたが、鳥海山は雲の中だった。鳥海ブルーラインに入ってからときどき雨が降り、大平山荘付近は物凄い濃霧だったが、鉾立駐車場では霧は薄くなっていた。
 14:45. 鉾立駐車場着。 今日の宿は御浜小屋に予約してあり、4時までに着くようにいわれていたが、3時に出発するので4時までに到着できないことを電話で伝える。上はもっと天気が悪いと思って、上下雨具を着けて出発した。

 15:00. 鉾立登山口発。 コンクリートの緩やかな階段を登って行く。下りてくる人が雨具を着けていないのを不思議に思いながら登って行くと、だんだん霧は晴れてきて、上空に青空も見えてきた。雲の上に出て、これから上は晴れているのだろうと思い、展望台のところで雨具を脱いだ。

 16:05. 賽の河原着。 雪渓からきれいな水が流れている。完全に晴の地帯に入ったようだ。「鉾立から1.9km、御浜小屋まで1.5km」の標識がある。これが正しければ小屋までコースタイムの30分では着けないと思った。
 16:10. 賽の河原発。 ここまでは周りは低木や背の高いササだったが、この上は樹木がほとんどなく、背の低い笹原の中を登る。皆の足が遅くなる。
 16:45. 御浜小屋着。
 私たちが予約者の最後の到着だった。これで満員、約60人。1間に3人くらいのスペ−ス。上空は晴れ上がり、鳥海山の山頂までよく見えた。また、下の方は薄雲がかかっているところもあるが、海岸線までよく見えた。
 私たちが到着したころからすでに、10人くらいのグループが小屋の外の少し離れたところで歌などを歌って陽気に騒いでいたが、このグループはもう真っ暗になって他の宿泊者がすでに床に着いていたところに入ってきて寝る場所が狭いといって場所を空けさせたりした。このときにはみんなで協力したが、グループの一人の男性が泥酔していて、夜中(10時ころ)に他の男性と喧嘩を始めて皆の顰蹙を買った。そのためによく眠れなかった人が多かったようだ。

鳥海湖
  
 
御浜小屋から鳥海山山頂
 

7月30日(日)
 早朝、鳥海山の山頂にうっすらと雲がかかることがあるが、今日の天気はよいようだ。

  5:40. 御浜小屋発。 15分くらい緩やかに登ってから緩やかに下る。道端にはウサギギク、クルマユリ、ヨツバシオガマ、ハクサンシャクナゲなどが咲いていた。草原状のところでは、ニッコウキスゲ、トウゲブキ、ハクサンイチゲなどの群落が見られる。
  6:05. 御田ヶ原分岐。チョウカイアザミ、ウゴアザミも咲いている。

トウゲブキ群落

ニッコウキスゲ群落

ハクサンイチゲ群落

チングルマ群落

ヒナザクラ

チョウカイアザミ

ウゴアザミ

  6:25. 七五三掛着。 ここまでは主に湿地性の高山植物が多い。ヒナザクラ。
  6:35. 七五三掛発。 すぐに千蛇谷コースへの分岐がある。私の見た案内書には千蛇谷コースは崩壊しているところがあり、通れないと書いてあったが、通行禁止にはなっていなかった。尾根コースをとる。やや急傾斜となる。
  7:07. 文殊岳。千蛇谷コースの道を登山者が通っているのが見えた。
  7:40. 伏拝岳着。 薊坂からの道と合流。薊坂の方からもかなりの登山者が登ってくる。

外輪山から鳥海山山頂

イワブクロ

チョウカイフスマ

  7:50. 伏拝岳発。 チョウカイフスマ、イワブクロが多く見られるようになる。外輪山をトラバースするようにして神社に下る道を探しながら歩いていたが見当たらず、七高山の近くまで行ってやっと分岐があった。以前の道はなくなっているようだ。
  8:25. 外輪から下る分岐。急傾斜の道を下る。下ったところの雪渓から水が流れていたので水を汲む。
  8:45. 新山への分岐。荷物を置いて山頂に向かう。積み重なった巨石をペンキマークを目印にして登る。胎内くぐりは以前にも通った記憶がある。

  9:00. 鳥海山(新山)山頂着。
 山頂は狭い。周囲は雲海に囲まれていて、近くの七高山などの外輪山以外の山々は見えない。ぞくぞくと登山者が登ってくるようなので、早目に山頂を後にする。
  9:15. 山頂発。
  9:30. 新山への分岐。大物忌神社を通って近くの広場に着く。
  9:35. 広場着。 この広場から直接、新山に登る道もある。千蛇谷の方からも多くの登山者が登ってくる。ゆっくりと食事を摂る。山頂が薄い雲に覆われるようになってきた。

鳥海山山頂

大物忌神社から山頂
 
神社近くの広場から山頂
 

 10:25. 広場発。 千蛇谷へ下る。このコースには花は少ない。雪渓に出たところから雪渓を下ってもよいようだが、先の状況が分からないので夏道を下る。雪渓を下ってきた人もいた。雪渓を渡って外輪山に取り付くところにはロープが張ってあり、間違って下ってしまうことはないようだ。一時、雨が降ってきた。外輪山のコースに合流する手前にハシゴが2ヶ所設置されていたが、ここが崩壊して通れなくなっていたのだろう。
 11:30. 七五三掛着。 周囲は霧に包まれて山頂などは全く見えなくなっていた。
 11:40. 発。 花を楽しみながらゆっくりと下る。
 12:25. 御浜小屋着。 12:35. 発。 13:00. 賽の河原。
 13:50. 鉾立登山口着。

 14:05. 鉾立駐車場発(車)。
 14:40. 吹浦「あぽん西浜」、入浴。
 15:45. 「あぽん西浜」発。途中、夕食に1時間。
 21:10. 上越着。

  15. 鳥海山(1)
 


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