176. 小秀山(こひでやま)  1,982m

 
 長野・岐阜県境、阿寺山系。

登頂日: 平成19年(2007年)5月5日(土)
天 候:
行 程:
 
 

乙女渓谷キャンプ場−(二ノ谷ルート)−夫婦滝−
二ノ谷・三ノ谷分岐=兜岩=小秀山(往復)−(三の谷ルート)−
三ノ谷登山口−乙女渓谷キャンプ場


5月5日(土)
  5:30. 乙女渓谷二ノ谷登山口発
  5:45. ねじれ滝
  5:52. 和合の滝
  6:05. 展望台分岐
  6:17. 烏帽子岩
  6:30. 夫婦滝、 5分休憩
  7:10. 大きな岩、5分休憩
  7:40. かもしか坂
  7:55. 二ノ谷・三ノ谷分岐(下)
  8:00. 分岐発
  8:05. 二ノ谷・三ノ谷分岐(上)
  8:25. 兜岩
  8:43. 第2高原着、 8:55. 発
  9:15. 第3高原
  9:30. 小秀山山頂着
 
  9:40. 山頂発
  9:50. 第3高原
  10:06. 第2高原
  10:20. 第1高原着、 10:35. 発
  10:38. 兜岩
  10:50. 二ノ谷・三ノ谷分岐(上)
  11:20. No.2. 標識
  11:36. No.1. 標識
  11:56. No.0. 標識
  12:00. 三ノ谷ルート登山口発
  12:20. ゲート
  12:30. 乙女渓谷キャンプ場着

  259.奥三界岳からの続き

5月5日(土)
 二ノ谷ルートは、平成17年秋に整備が完了して再び通れるようになっている。
 天気は下り坂で、午後からは雨の確率が高いという。西の空は比較的明るいが、東の山の方の空は曇っている。

  5:30. 二ノ谷ルート登山口発。 乙女渓谷キャンプ場の管理棟の脇から乙女渓谷に架かる橋を渡って陽の射さない二ノ谷に入っていく。すぐに木の桟道が始まる。谷は両側から大きな岩が迫り、回廊状のところが多く、桟道がなければとても通ることはできない。ムラサキヤシオがあちこちで咲いていた。
  5:45. ねじれ滝。  5:52. 和合の滝。
和合の滝

ねじれ滝

ムラサキヤシオ

  6:05. 展望台分岐。
 展望台へは右に分岐する。小秀山、夫婦滝へは直進する。右岸に渡り、少し開けた平坦なところに比較的新しい小屋が建っている(6:10)。右岸の岩の斜面を登ってしばらくすると、烏帽子岩の標柱がある(6:17)。振り返って尾根の上をみると烏帽子状の岩が見える。その後、右岸をそのまま谷に沿って登っていく。桟道がときどき現れる。
  6:30. 夫婦滝着。 小さな木製の休憩所があり、目の前に見事な滝が流れ落ちている。
  6:35. 夫婦滝発。 滝の左の斜面(右岸)の急傾斜の岩道を登る。15分弱で滝の上に出て橋を渡る。この先に孫滝があるようだが気付かなかった。急な斜面を登り、狭い尾根に出て5分ほど登ると大きな岩に突き当たる。左右どちらからも通れるようだが、左に巻いた。
  7:40. 「かもしか坂」の標識。 「ここまで3.2km、山頂まで2.8km」と書いてある。
  7:45. 急な岩尾根を登り切る。緩くなった傾斜の笹の中を10分ほど歩くと分岐に着く。

夫婦滝

  7:55. 二ノ谷・三ノ谷ルート分岐(下)。ここからの三ノ谷ルートの道は新しく開かれたようであまり人が歩かれていないようだ。
  8:00. 分岐発。 ここから5分登ったところに本来の二ノ谷・三ノ谷ルート分岐があった。
  8:05. 二ノ谷・三ノ谷ルート分岐。 兜岩が上に大きく聳えている。兜岩まで登れば後は急なところはないと思って頑張って登る。
  8:25. 兜岩。 兜岩の最後の登りは左の岩場コースの方がロープの助けで簡単に登ることができる。コメツガ林に入ると残雪で登山道がほとんど埋まっていた。踏み跡を頼りに進む。
  8:43. 第2高原着。 第1高原と思ったら、第2高原だった。正面になだらかな山が見える。そこが小秀山山頂かと思ったが、山頂はその奥だった。
  8:55. 発。 やはりほとんど雪の上を歩く。
  9:15. 第3高原。 ここからやっと小秀山の山頂が見える。まだかなり先だ。標識には山頂まで15分と書いてある。やはりしばらくは雪の上を歩く。山頂が近付くと雪はなくなり、やや傾斜のある登山道を登るようになる。
  9:30. 小秀山山頂着。
 御岳が間近に見えるかと思ったが、薄曇ではっきりとは見えなかった。一部雲が懸っている。近くの山々以外はよく見えない。振り返ると第3高原、第2高原が見えた。これまで登りで出会ったのは4人だけ。
  9:40. 山頂発。
  9:50. 第3高原。
 10:06. 第2高原。 

兜岩

第3高原

小秀山山頂

山頂から第2高原・第3高原
 
 10:20. 第1高原。 高原らしくなく、小さなピークでしかない。しかし、雪がなく休むのによいので、おにぎりを食べて休憩する。 10:35. 発。
 10:38. 兜岩。 薄曇であまりよい眺望は得られなかった。ここから下には残雪はなかった。
 10:50. 二ノ谷・三ノ谷ルート分岐。 ここまでの下山途中では約10人の人に出会った。三ノ谷ルートを下る。上の方は、ダケカンバなどの明るい広葉樹林の中の九十九折の道を気持ちよく下る。しかし、単調であることは否めない。また、下になるとヒノキなどの植林地となるので尚更である。
 11:20. No.2. 標識、「キャンプ場まで、あと1:15」
 11:36. No.1. 標識、「キャンプ場まで、あと55分」
 11:56. No.0. 標識、「キャンプ場まで、あと30分」
 この標識のすぐ下に造林小屋があり、ホースで水が引かれている。顔や身体を拭く。気持ちがよい。
 12:00. 三ノ谷ルート登山口発。 林道を下る。
 12:20. 車止めゲート。
 12:30. 乙女渓谷キャンプ場着。

 小秀山は、登り甲斐のある変化に富んだ山だ。二ノ谷ルートは桟道がほとんどだとはいえ、渓谷が素晴らしい。夫婦滝も見事だし、そこからの急な登りはつらいが、かもしか坂は登り甲斐があって面白い。兜岩から頂上までは高原状の緩やかな道で、これもまた趣がある。今回は、薄曇で展望があまりよくなかったのが残念だった。三ノ谷ルートの往復では、小秀山のよいところを感じることはできないだろう。
 

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