87.白 山(はくさん)(2)  2,702m

 
 石川・岐阜県境、加越山地(両白山地)。

登頂日: 平成17年7月23日(土)
天 候:
行 程:
 
別当出合−(砂防新道)−エコーライン−室堂−御前峰−室堂(泊)
−(観光新道)−別当出合

7月23日(土)
  6:25. 別当出合登山口発
  7:05. 中飯場、  10分休憩
  7:45. 5分休憩
  8:20. 5分休憩
  8:45. 甚之助小屋着、 9:10. 発
  9:45. エコーライン分岐、10分休憩
  10:20. 10分休憩
  11:00. 弥陀ヶ原、  5分休憩
  11:20. 室堂着、  12:20. 発
  13:05. 御前峰山頂着
  13:40. 山頂発
  14:10. 千蛇ヶ池
  14:40. 室堂着(泊)

7月24日(日)
  4:00. 室堂発
  4:40. 御前峰山頂着
  5:05. 山頂発
  5:25. 室堂着、  6:50. 発
  7:05. 弥陀ヶ原、 5分休憩
  7:20. 黒ボコ岩
  7:50. 馬の立髪
  8:15. 殿ヶ池避難小屋、20分休憩
  9:40. 別当坂分岐、 15分休憩
  10:45. 別当出合着


7月22日(金)
 職場の男性2人、女性4人のグループで登山。
 室堂の宿泊の予約受付開始は4月1日で、その日の午前10時に予約した。
 午後、上越発(車)。 白峰温泉、「八鵬」泊。

7月23日(土)
 市ノ瀬までは自家用車で入れる。そこからバスに乗り換えて別当出合まで行く。
  6:00. 別当出合着。 曇、ときに小雨がパラついていた。

  6:25. 別当出合発。 長い吊橋を渡って別当谷を渡る。
  7:05. 中飯場着。 7:15. 発。急坂が続く。 7:45. 5分休憩。 8:20. 5分休憩。
 センジュガンピ、シナノオトギリ、エゾシオガマ、オオバミゾホオズキ、キバナノコマノツメ、ミヤマキンポウゲ、キヌガサソウなどが咲いていた。
  8:45. 甚之助小屋着。 古くなってかなり痛んでいる。 9:10. 発。
  9:30. 南竜道分岐。 黒ボコ岩への道を左に分けて、右に南竜道を進む。山腹をトラバースして行く。道の両側に花がたくさん見られるようになる。バイケイソウ、コバイケイソウ、テガタチドリ、オタカラコウなど。今年はコバイケイソウの当り年のようだ。
テガタチドリ

オタカラコウ

バイケイソウ

コバイケイソウ

ハクサンコザクラ

ヒメアカバナ

  9:45. エコーライン分岐着。 次第に霧が晴れて、陽が射してきた。南竜山荘が見える。ベニバナイチゴ。
  9:55. 発。 エコーラインを通って弥陀ヶ原に向かう。急傾斜の道となる。花はイワイチョウ、クロユリ、ミヤマダイモンジソウ、ミヤマキンポウゲ、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、ハクサンコザクラ、チングルマ、ミヤマキンバイ、ミヤマダイコンソウ、アオノツガザクラなど。
 10:20. 急坂を登り切ったところで休憩10分。室堂、御前峰が見える。平坦な木道を辿って弥陀ヶ原に着く。
 11:00. 弥陀ヶ原着。 11:05. 発。ハイマツ帯の急坂をひと頑張りで室堂に着く。
 11:20. 室堂着。 陽射しが強く照りつけて暑い。しかし、日陰では気持ちよい涼しさだ。昼食を摂って休む。12時から宿泊の受付が始まる。受付を済ませてから御前峰に向かう。
 12:20. 室堂発。 ハイマツの間の草地には高山植物がたくさん咲いている。クルマユリ、クロユリ、ハクサンフウロ、コイワカガミ、コケモモ、アカモノなど。岩礫地になるとイワギキョウ、イワツメクサなど。途中、1回小休止をする。
 13:05. 御前峰山頂着。
 山頂では霧が出ていて遠望は利かなかった。
室堂から御前峰

クルマユリ

クロユリ

ミヤマリンドウ

白山、御前峰山頂

御前峰から剣ヶ峰

 13:40. 山頂発。 お池巡りをして帰ることにする。山頂から西に山稜を進んだ後、北に急坂のガレ場を下る。下るに従って霧が濃くなってきた。紺屋ヶ池は半分雪に覆われていた。翠ヶ池はよく見えなかった。ここから室堂へ戻る。湿地性の花がたくさん咲いている。
 14:10. 千蛇ヶ池。霧が深い。ここから右へ下る道は遠回りになるようなので、左へ分岐して進む。少し登りがあるが、その後は下り坂となる。下ってきて室堂に近付くと霧がなくなり、陽射しが出てきた。チングルマ、ハクサンフウロ、コイワカガミなど、湿地性の花がお花畑を造っている。ミヤマリンドウ。
 14:40. 室堂着。 2畳に3人くらいのスペースで眠れた。
アオノツガザクラ・コイワカガミ

チングルマ


7月24日(日)
 夜の星空は素晴らしかった。
 
  4:00. 室堂発。 山頂へご来光を拝みに行く。大勢が山頂を目指して登って行く。皆の後に続いて登る。
  4:40. 御前峰山頂着。 山頂は大勢の人で埋まっていた。
  4:55. 日の出。神主さんの音頭で、皆で万歳をする。
  5:05. 山頂発。 5:25. 室堂着。朝食。
  6:50. 室堂発。 小雨が降って来ている。雨具を着て出発する。
  7:05. 弥陀ヶ原分岐着。 霧は深いが雨は止んでいるので雨具を脱ぐ。 7:10. 発。
黒ボコ岩

ゴゼンタチバナ

ミヤマダイモンジソウ

  7:20. 黒ボコ岩。 分岐を右へ観光新道を下る。下り始めるとすぐに道の両側にお花畑が拡がる。たくさんの種類の高山植物が咲いている。花を眺め、写真を撮ったりしながらゆっくりと下る。道はかなりの急傾斜だ。
 コバイケイソウ、イブキトラノオ、ハクサンボウフウ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、シナノオトギリ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、タカネナデシコ、ミヤマトウキ、オオハナウド、テガタチドリ、ハクサンチドリ、カライトソウ、イワオウギ、ヤマブキショウマ、オオハナウド、ハクサンシャジン、ミヤマウツボグサ、クルマユリ、シモツケソウ、ミヤマカラマツ、モミジカラマツ、タカネマツムシソウ、ミヤマクワガタ、オタカラコウなど。
ミヤマキンポウゲ

コバイケイソウ

ニッコウキスゲ

イブキトラノオ

ハクサンフウロ

ハクサンタイゲキ

ハクサンシャジン

  7:50. 馬の立髪。
  8:15. 殿ヶ池避難小屋着。 8:35. 発。ここから下は低木帯に入り、お花畑はなくなる。緩やかなところも少しあるが、ほとんどは尾根の急坂が続く。ササユリが2株咲いていた。キヌガサソウ、シモツケ、ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)、ハクサンシャクナゲなどが少し咲いていた。
ササユリ

ハクサンオミナエシ

ハクサンシャクナゲ

  9:40. 別当坂分岐着。 9:55. 発。尾根から左に折れて樹林帯に入る。ここも急坂が続く。もくもくと下った。吊橋の袂に出る。
 10:45. 別当出合着。

 11:15. 別当出合発(車)。 11:30. 市ノ瀬着。
    「白山展望の湯」で入浴。白峰温泉の食堂で昼食を摂って、帰路に着いた。

  87.白山(1)
 

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