121. 朳差岳(えぶりさしだけ)  1,636m

 
 新潟県、飯豊山地(越後山脈北部)

登頂日: 平成17年(2005年)7月16日(土)
天 候:
行 程: 足ノ松尾根登山口-姫子ノ峰-大石山-頼母木小屋(泊)-
大石山-朳差岳-千本峰-1号吊橋-大石ダム

7月15日(金)
  6:45. 足ノ松尾根登山口発
  7:45. 姫子ノ峰、 10分休憩
  8:35. 5分休憩
  9:10. 15分休憩
  9:30. 水場分岐
  9:40. 15分休憩
  10:15. 10分休憩
  10:40. 10分休憩
  11:10. 大石山着、 12:05. 発
  12:40. 頼母木小屋着(泊)

7月16日(土)
  6:25. 頼母木小屋発
  6:55. 大石山、  5分休憩
  7:40. 鉾立峰、  5分休憩
  8:13. 朳差岳避難小屋着、8:40. 発
  8:43. 朳差岳山頂着
  8:45. 山頂発
  9:10. 前朳差岳、 5分休憩
  9:50. 千本峰、  5分休憩
  10:20. 権内ノ峰、  10分休憩
  10:55. カモス頭着、 11:20. 発
  12:10. 東俣2号吊橋、 20分休憩
  12:55. 東俣1号吊橋、 5分休憩
  13:05. 45分休憩
  14:30. 東俣彫刻公園
  15:10. 大石ダム着

  19. 飯豊山(1)を参照

7月15日(金)
 午前4時半、新津の長女の家を出て、6時、奥胎内ヒュッテに着いた。奥胎内ヒュッテは建て替えられてホテルのようになっていた。朝食を摂って出発しようとしたところ、マイクロバスが止まっていて登山口まで行くというので乗せてもらう(300円)。夏の期間だけ一日に2便、中条駅から登山口まで運行されている。

  6:45. 足の松尾根登山口発。 ブナ林を急登する。陽が射して天気はよい。
  7:45. 姫子ノ峰着。 重い荷物にも拘らず、ほぼコースタイムで着いた。二王子岳がよく見える。 7:55. 発。急坂が続く。 
姫子の峰

姫子の峰から大石山

稜線からエブリ差岳

  8:35. 休憩していると、若い男性が登ってきた。頼母木小屋と門内小屋を管理するという。水場を聞くと、「途中の水場はかなり下らなければならない。朳差岳避難小屋には水場はなくて、雪渓を利用する。頼母木小屋は例年のように水を引いてある」という。
  8:40. 発。 荷物が重いためか足が上がらなくなってくる。
  9:10. ブナ林の中の小さな広場で先程の男性が休んでいたので一緒に休む。パンを食べる。 9:25. 発。休憩しても、歩き始めるとすぐに疲れて休みたくなる。
  9:30. 水場分岐。
  9:40. 休憩15分。 10:15. 休憩10分。 10:40. 休憩10分。
 11:10. 大石山着。 やっとの思いで大石山に着いた。ザックを投げ出して休む。ふらふらとめまいがして立ち上がれない。動悸がひどく、なかなか治まらないので少し心配になったが、10分くらいでやっと治まってきた。脱水症状のようだ。笹原で木陰がほとんどないが、近くの背の低いミヤマハンノキの木陰で横になって休む。結局、登山口から大石山まで、4時間25分掛かった。休憩は65分取っている。前回(平成8年)、家内と登ったときには、5時間20分、休憩70分だった。
 まだ、時間は早いが、とても朳差岳までの1時間半を歩けそうにない。水の不安もあるので、今日は頼母木小屋に泊まって明日に朳差岳に登ることに決めた。ここで休んでいた時間は55分。
ヒメサユリ

イイデリンドウ

頼母木小屋

 12:05. 大石山発。 笹原にニッコウキスゲ、ヒメサユリ、イブキトラノオ、ハクサンフウロ、ヨツバシオガマ。イイデリンドウを2輪見つけた。ハクサンイチゲの花は終わって実を付けていた。
 12:40. 頼母木小屋着。 先程の男性(管理人)が小屋前で休んでいた。早速ビールを飲む。清掃協力費、1,500円。
頼母木小屋からエブリ差岳

頼母木小屋から地神山

 朳差岳、鉾立峰がよく見える。反対側は頼母木山、地神山の稜線が見える。しかし、午後1時頃から雲が出てきて、2時半頃から小雨が降ってきた。3時半には雨は止んだが、周囲の山は見えなくなってしまった。
 誰も登って来ず、小屋を一人占めにして過ごした。

7月16日(土)
 夜中ずっと、かなりの風の音がしていた。3時半頃からはときどき雨の音が聞こえていた。しかし、朝の天気予報では、それほどの悪天候にはならないようだった。

  6:25. 頼母木小屋発。
 雨が止んだときを見計らって出発する。深い霧に包まれて歩く。風は強くはない。
  6:55. 大石山着、5分休憩。 下って12分で鞍部に着く。ニッコウキスゲはこちらの方が多い。
  7:40. 鉾立峰着。 思ったよりも早く着いた。 7:45. 発。
  8:13. 朳差岳避難小屋着。 ここまで来れば後は長い登りはないので安心する。幸い雨にも降られなかった。小屋はきれいに掃除されていた。誰もいない。ゆっくりと休む。 8:40. 小屋発。
   
ニッコウキスゲ群落

エブリ差岳避難小屋

エブリ差岳山頂

  8:43. 朳差岳山頂着。 濃霧。
  8:45. 小屋発。湿原のある長者平からは急傾斜の道となる。ときどき雲が切れて上空が見えるようになるが、すぐにまた隠される。
  9:10. 前朳差岳着。5分休憩。 さらに急坂が続く。雲の下に出たのだろうか、下の方は見通しが利くようになってきた。 遥か下に雨量観測所の屋根が光っている。
  9:50. 千本峰着。 足がガクガクとなってきた。 9:55. 発。
 10:20. 権内ノ峰着。 10分休憩。
 10:45. 男女2人と行き逢う。林道は工事の車に乗せて貰ったという。登山口から登りでちょうど2時間だったという。下りだと1時間半くらいと計算する。結局、この日に会った登山者はこの2人だけだった。
 10:54. カモス頭着。 足元が濡れることもなくなったので、雨具を脱いだり、軽食を食べたりして、ゆっくりと休憩する。 11:20. 発。
東俣2号吊橋の沢

東俣1号吊橋

 12:10. 東俣2号吊橋着。 ここまでは物凄い急坂が続いていた。途中、とても歩けなくなって10分休憩。 辿り着いた橋の袂で横になって休む。数分間起き上がれなかった。権内尾根には、花はほとんど咲いていなかった。
 12:30. 東俣2号吊橋発。 ここからは急傾斜の道はないだろうと思って安心する。緩い登りもあるが、それが反って気持ちよく感じる。
 12:55. 東俣1号吊橋、5分休憩。 大石ダムまで8kmとある。
 13:05. 林道脇の沢で身体を拭いたりしてゆっくりと休憩。 13:50. 発。
 14:30. 東俣彫刻公園。 ここまで車が入るようなのだが、携帯は圏外でタクシーは呼べなかった。
 15:10. 大石ダム着。 携帯が通じてタクシーを頼む。

 15:50. タクシーに乗車。 16:45. 奥胎内ヒュッテ着。タクシー代;10,510円。
 16:50. 奥胎内ヒュッテ発(車)。 17:30. 新津着。
 

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