154. 赤牛岳(あかうしだけ)  2,864m

 

 富山県富山市大山地域、北アルプス中部。


登頂日: 平成22年(2010年)9月19日(日)
天 候:
行 程:

水晶小屋(泊)−水晶岳−赤牛岳−(読売新道)−
奥黒部ヒュッテ(泊)−平ノ渡−黒部ダム

 
9月19日(土)
  6:00. 水晶小屋発
  6:35. 水晶岳山頂着、6:45. 発
  7:25. 温泉沢の頭、 10分休憩
  8:20. 鞍部、  10分休憩
  9:35. 赤牛岳山頂着
  10:00. 山頂発
  10:55. 6/8、 10分休憩
  12:05. 3/8、 5分休憩
  13:10. 1/8、 10分休憩
  13:50. 奥黒部ヒュッテ着(泊)

9月20日(月)
  7:25. 奥黒部ヒュッテ発
  8:15. 5分休憩
  9:20. 平ノ渡着
  10:20. 乗船
  10:30. 下船
  11:00. 中ノ谷
  11:30. 5分休憩
  12:25. 5分休憩
  13:30. ロッジくろよん、15分休憩
  14:10. 黒部ダム東詰着

 

 赤牛岳登頂で念願の全三百名山の登頂を達成した。

  52.水晶岳(2)からの続き

9月19日(土)
 昨夜は水晶小屋に泊まり、今朝6時に小屋を出発して、6:35. 水晶岳山頂に着いた。快晴で素晴らしい眺望が得られた。

  6:45. 水晶岳山頂発。 赤牛岳に向かう。急傾斜の岩の道を下り、約10分で鞍部に着く。その後も小さな岩峰の登降を繰り返しながら下っていく。鞍部からやや急な稜線を登って広いピークに出ると、前方に赤牛岳が見える。そこから約5分で温泉沢への分岐の標識がある。
  7:25. 温泉沢の頭、10分休憩。ここからは広い緩やかな尾根道をさらに下っていく。

温泉沢の頭付近から赤牛岳

赤牛岳が近付く

  8:20. 下り切った鞍部で10分休憩。 水晶岳から約250m下った。ここからピークを2つ越して、赤牛岳への最後の登りに着く。前方に山頂を見ながら登っていく。
 
  9:35. 赤牛岳山頂着。
 男性が一人先着していた。ここでも素晴らしい眺望。南に水晶岳、その奥の槍ヶ岳が遠くなる。西に薬師岳。北の立山が近くなる。東に一昨日霧の中を登った烏帽子岳がよく見える。足元に黒部湖、ダム堤も見える。

赤牛岳山頂、後方は立山

赤牛岳山頂から槍ヶ岳、水晶岳、笠ヶ岳

 山頂から立山、白馬、黒部ダム
 
 五竜、針ノ木、蓮華岳
 
 黒部五郎岳
 
 薬師岳
 

10:00. 赤牛岳山頂発。 
 読売新道に入る。急傾斜の赤茶けたザレ場を下る。10分ほどで傾斜は緩くなり、ザレ場から花崗岩の堆積した道が多くなる。基本的には下りなのだが、岩の登り下りがある。
 10:20. 女性を含む6人パーテーとすれ違う。そのすぐ下で大きな荷物を持った若い男性に会う。6時半に小屋を出てきたという。4時間で来ているので、私でも4時間で下れるだろうと思う。
 10:30. 7/8。 岩の部分が少なくなり、歩き易い尾根道となる。
 10:55. 6/8。 開けたピークで10分休憩。赤牛岳が遠くなってくる。

山頂から烏帽子岳
 
7/8から赤牛岳
 
奥黒部ヒュッテ
 

 11:20. 5/8。 潅木帯に入る。次第にシラビソなどの針葉樹林となる。
 11:40. 4/8。 太い針葉樹の根元を何回も乗り越えていく。結構疲れる。
 12:05. 3/8、15分休憩。 コメツガなどの針葉樹林の中。
 12:45. 2/8。
 13:10. 1/8、10分休憩。
 13:50. 奥黒部ヒュッテ着。 赤牛岳からここまで標高差、1,400mを4時間かけて下った。赤牛岳の山頂で会った男性も下ってきた。雲ノ平から来たという男性2人、女性4人のグループも着いた。
 3時半に一番に入浴。3日間着ていたシャツなどを着替える。やはり気持ちがよい。
 夕食は、とんかつ。美味しく食べられた。10畳くらいの部屋に4人で、ゆっくりと眠れた。
 夕方までよい天気だったが、夜中から雨が降り出した。
     

9月20日(月)
 雨は小降りだが朝になっても降り続いていた。
 雲ノ平からの6人組は、6:20.の渡しに乗るということで、4時頃に出発したようだ。
 
  7:25. 奥黒部ヒュッテ発。
 ほとんど雨は上がっていたが、上だけ雨具を着て出発した。5分ほどで東沢を橋で渡る。地図上はほとんど登降のない道のように見えるが、実際は沢を越すたびに10mから30mくらいの登降が頻回にある。丸木のハシゴが整備されている。
 8:15. 急な長いハシゴを登ったところで5分休憩。 その後も登降を繰り返すが、後半になるとアップダウンは少なくなる。
  9:20. 平ノ渡着。 コースタイム2時間のところ、1時間55分かかった。
 乗客は、登山者、釣り人など12人となった。小雨が降ってきた。
 10:20. 乗船。
 10:30. 下船。 船着場から急な階段を登る。平ノ小屋はまっすぐに上に、黒部ダムへは右に曲がって登る。雨具を着て歩いていたが、ほとんど雨は上がり、暑くなったので雨具を脱いだ。 
    
 
 
渡し船

  長いハシゴ

 11:00. 中ノ谷、広い河原の川を渡る。ここからもかなりのアップダウンがある。
 11:30. 5分休憩。
 12:25. 「ロッジくろよん」の見えるところで5分休憩。 谷の対岸に近く見えたが、谷を回り込んでいくので、1時間かかった。
 13:30. 「ロッジくろよん」、食事を摂って休む。
 13:45. 発。 ここからはコンクリ舗装の道となる。
 13:50. かんぱ谷橋。 観光客が現れてくる。トンネルに入り、ケーブル乗り場辺りからは観光客がずっと多くなる。
 14:05. 黒部ダム東詰着。

 14:35. トロリーバス乗車。 14:50. 扇沢着。
 15:15. 七倉着(タクシー)、6,000円だった。七倉では北鎌尾根に入った人が行方不明になって、捜索中だとのことだった。
 15:20. 七倉発(車)。
 18:00. 自宅着。

 無事帰宅して、二百名山、三百名山の登頂を達成した。
 

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