115. 和賀岳(わがだけ)   1,439m

 
 秋田・岩手県境、奥羽山脈中部、真昼山地

登頂日: 平成22年(2010年)7月18日(日)
天 候:
行 程: 甘露水=滝倉沢=薬師岳=小杉山=和賀岳(往復)

7月18日(日)
  4:45. 避難小屋駐車場発
  4:55. 甘露水(登山口)
  5:20. ブナ台
  5:50. 滝倉沢、 5分休憩
  6:35. 倉方、  10分休憩
  7:25. 薬師岳着、7:30. 発
  8:05. 小杉山
  8:35. 小鷲倉、 5分休憩
  9:15. 和賀岳山頂着
 
  9:35. 山頂発
  10:10. 小鷲倉
  10:20. 小杉山、 5分休憩
  11:00. 薬師岳着、11:10. 発
  11:30. 倉方
  11:55. 滝倉沢、 5分休憩
  12:30. 甘露水、 10分休憩
  12:45. 駐車場着

7月17日(金)
 この週末は晴れるようなので、先週、登れなかった和賀岳を目指した。
 1日かけて登山口まで行って泊まり、18日(土)に登山してどこかに泊まって、翌日に帰宅する予定。
 先週は真木林道の入口から、秋田、東北、磐越、北陸自動車道と全部高速道を通って帰った。時間があったので途中ゆっくりと休憩しながら帰ったが、6時に出発して14時に帰宅、8時間かかった。今回は、高速道は一部しかないが、日本海側を行ってみることにした。

 9:30. 上越市発(車)。 11:50. 道の駅「朝日」。 13:35. 酒田みなとIC。
 

 16:30. 道の駅「なかせん」着。 途中、酒田を過ぎて昼食。本庄から道を間違えたが7時間で到着した。
 17:30. 真木林道終点駐車場着。
 車が1台、新潟ナンバーが止まっていた。甘露水まで600m。そこの駐車場が狭いので避難小屋まで引き返した。
 避難小屋を覗くと2人の男性がいた。一緒にアルコールを飲みながら山談義をした。2人は兄弟で、60歳と62歳。弟の方はかなり山に登っているようだった。7時ころに強い雷雨があったので避難小屋に寝ることにした。しかし、雷雨は1時間くらいで止み、夜中には星が光っていた。
 

避難小屋
  

7月18日(土)
 4時頃に起きて朝食を摂り、登山の準備をした。
 
  4:45. 避難小屋発。 甘露水まで歩く。
  4:55. 甘露水(登山口)。 車が2台駐車してあった。登り始めてすぐに新潟の男性の車が駐車場に着いたのが見えた。
  5:20. ブナ台。 暑くて長袖を脱ぐ。樹林帯を九十九折に登った後、左に谷を見ながら登っていくと、右手から水音が聞こえてくる。小さな尾根を右に折れると沢に出る。
  5:50. 滝倉沢、5分休憩。 渡渉地点には標識はないが、少し登った沢際に滝倉の標柱が立っていた。沢沿いに5分ほど登ると避難小屋跡がある。沢から離れて山腹を九十九折に登った後、ほぼ水平に山腹をトラバースしていくと尾根に出る。


 
   
 
甘露水登山口

  6:35. 倉方着、10分休憩。 尾根道を登っていくと次第に樹高が低くなってきて、薬師岳の山頂が見えるようになる。やや急な坂を登ると薬師分岐の標柱がある(7:18)。
 大甲への道はササに覆われてはっきりとしない。
  7:25. 薬師岳山頂着。 前方に和賀岳が大きく見える。また、大杉山へなだらかな広い稜線が続いているのが見える。

     
   薬師岳山頂から和賀岳

 
  7:30. 薬師岳発。 薬師平へ下り始めると高山植物が眼に入ってくる。イブキトラオノが群生して風に揺れている。ハクサンシャジン、ハクサンフウロ、オオバギボシ、マルバダケブキ、タカネアオヤギソウなど。案内書にあるようなニッコウキスゲの群落はここでは見られなかった。
  7:42. 薬師平の標柱。
  8:05. 小杉山。 小杉分岐の標柱がある。山頂は分岐のすぐ上にあるらしい。
  8:35. 小鷲倉着。 この手前20分くらいの登りが少しつらい。和賀岳まで1.4kmとあり、少しがっかりする。
  8:40. 発。 小鷲倉から和賀岳までの稜線にはニッコウキスゲ、マルバダケブキ、ハクサンボウフウなどが咲いていた。
イブキトラノオ
 
     
 小鷲倉付近から和賀岳

   小鷲倉付近から薬師岳

   

  9:15. 和賀岳山頂着。
 山頂付近の草原にはニッコウキスゲやマルバダケブキが群生していた。山頂には同じコースから2人、高下から2人が先着していた。高下からの人は和賀川の河原にテントを張って、今朝登ってきたという。しばらくして新潟の2人も到着した。弟の方はこの和賀岳で200名山を完登したという。
 薄曇で遠くの山々は見えない。岩手山、秋田駒、岩木山、鳥海山などどれも見えなかった。
  9:35. 山頂発。
 10:00. 小鷲倉。
 10:20. 小杉山、5分休憩。
 続々と登山者が登ってくる。今日の和賀岳には50人以上の人が登っただろう。

 和賀岳山頂

 
     11:00. 薬師岳、10分休憩。
 11:30. 倉方。
 11:55. 滝倉沢、5分休憩。 下ってくると陽射しが強くなり暑い。
 12:30. 甘露水着。 車がたくさん止められていた。12:40. 発。
 12:45. 駐車場着。
 
 先週、雨で登れなかった和賀岳に登ってきた。変化があり、山頂付近の高山植物も見応えがあった。標高は低いが名山といってよいだろう。先週、雨の中を登れば印象は全く変わって長く歩くだけの詰まらない山だと思っただろう。
 これで東北地方の二百名山を全部登った。
ニッコウキスゲ、マルバダケブキ

 
 

 13:05. 駐車場発(車)。 この時間ならば途中で泊まらなくても、8時か9時には帰宅できると思った。
 14:00. 大曲、給油。 15:00. 由利本庄。
 16:00. 道の駅「鳥海」、休憩。 18:00. 道の駅「朝日」、休憩。
 高速道は、新発田付近で渋滞。また、見附IC付近で事故のため、大渋滞していて、帰宅は、10時30分になってしまった。
 


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