86.光 岳(てかりだけ)  2,592m  

 
 長野・静岡県境、南アルプス南部

登頂日: 平成14年(2002年)9月13日(金)
天 候:
行 程: 易老渡=易老岳=光岳=光小屋(泊)(往復)

9月13日(金)
  6:05. 易老渡登山口発
  6:50. 5分休憩
  7:45. 面平、  15分休憩
  8:40. 標識、 15分休憩
  9:40. 10分休憩
  10:15. いやし岳、 5分休憩
  10:42. 易老岳着、 11:15. 発
  12:06. 三吉平
  12:30. 10分休憩
  13:03. 静高平
  13:10. イザルヶ岳分岐
  13:20. 光小屋着、 14:00. 発
  14:13. 光岳山頂着
  14:25. 山頂発
  14:37. 光小屋着

9月14日(土)
  6:25. 光小屋発   
  6:30. イザルヶ岳分岐
  6:40. イザルヶ岳山頂 
  6:45. イザルヶ岳分岐
  7:20. 三吉平、  10分休憩
  8:25. 易老岳着、 8:35. 発
  8:50. いやし岳
  9:30. 光岳まで7.4kmの標識
  9:35. 標識
  10:10. 面平、  10分休憩
  11:15. 易老渡登山口着

 
9月12日(木)
 静岡県西部の天気は、金曜日が曇、土曜日はよくなってくるという予報。
 13:40.自宅発(車)。
 前回の聖岳の経験から道路のことでは心配をしないでいたが、4時間かかるとすると6時近くになってしまい、日が短くなってきているので暗くならないかと少し心配になる。
 17:50.易老渡着。 曇っていてまだ明るいが、6時半には暗くなるだろう。駐車場には2台しか止まっていなかった。車中泊をするのは私だけ。

9月13日(金)
 5時に起きて朝食の準備を始める。夜は星が見えていたので期待していたが、曇でよい天気とはならないようだ。

  6:05.易老渡の橋を渡って出発する。急傾斜のヒノキ林を登るが、九十九折に道が切られていて道自体の傾斜はそれほどではない。しかし、道の片側は崩壊して足幅しかないところもある。
  6:50.細い尾根に出たところで休憩。 6:55.発。細い尾根道の急坂を登る。次第にミズナラ、ブナの木が多くなってくる。
  7:28.「光岳まで9.8km」の標識。
  7:45.面平着。 ヒノキ林の中の平坦な所。 8:00.発。10分くらい登ると聖岳が見えるという場所に出るが、曇っているので見えない。面平で休むよりこの場所の方が休むのに気持ちがよいと思う。
  8:40.標識のある小さい広場で15分休憩。 シラビソ樹林となってくる。倒木が多く、あちこちで太い倒木が道を塞ぎ、乗り越えたり下を潜ったりする。少しは緩い傾斜のところもあるが、ほとんどは急傾斜の道が続く。ホシガラス、ヒガラ、シジュウカラ。
  9:40.10分休憩。
 10:15.「いやし岳」、2,254mの三角点のある小さい広場。5分休憩。
 痩せた岩尾根を少し登り下りした後に急登があるが20分くらいで終わる。
易老岳分岐

易老岳付近から光岳

 10:42.易老岳着。 「光岳まで4.5km」。
 11:15.発。 シラビソ林を下っていく。三吉ガレは北西方向が開けていて明るい草地となっている。トリカブトが咲いていた。
 12:06.三吉平。 少し疎らな樹林の中の暗い湿ったところで、今日のような雨の日には休む気持ちにはならない。真夏の暑い日には丁度よい休憩地なのかもしれない。ここにある標識には「光岳まで2.5km、光小屋まで1時間」とある。地図のコースタイムでは小屋まで1時間40分。この違いはどういうことだろう。とにかく1時間以上はかかるだろうから、もう少し登ってから休むことにする。大きな石のごろごろした涸沢状の道を登る。シラビソが少なくなって頭上が開けてくる。
 12:30.沢の途中で10分休憩。 潅木帯となって同じような道が続く。先が明るくなってもう登りは終わりかと思っても、なかなか静高平に着かない。
 13:03.静高平。道の左手にある水場は涸れていた。ハイマツが見られるようになる。
 13:10.イザルヶ岳分岐。霧で視界がないので小屋へ向かう。木道がある。
 13:20.光小屋着。 新しいきれいな小屋だ。今日最初の到着者だった。小屋で食事を出す条件は、50歳以上の3人以下のグループで、15時前に到着した人に限るとのことだ。これは20年以上厳格に守られているとのことである。しばらく霧の状態を見ていたが、よくなったり、悪くなったりで変わりないようだった。翌日の天気の状態も分からないので、光岳に行って来ることにした。

光岳山頂

山頂展望台から光岩

 14:00.光小屋発。 数分で寸又峡への分岐がある。
 14:13.光岳山頂着。 山頂はシラビソの木に囲まれて展望はない。すぐ先に展望台がある。しかし、南西方向が見渡せるだけだ。右下に光岩が見える。寸又峡への尾根にはきれいなハイマツ帯が見られる。
 14:25.山頂発。 14:37.光小屋着。
 しばらくして4人グループが到着。すぐに光岳に向かった。光岩まで行って来るという。4時すぎになって4人グループは帰ってきた。グループは東京の「おいらく山岳会」のメンバーで、女性の一人は鎌倉の長谷川さん、70歳。今日の光岳で百名山を完登したとのことだった。おめでとうございます。私は残り7座となった。
 夕食は、てんぷらと味噌汁だけで少し物足りなかった。
 小屋の宿泊者は、おいらく山岳会の4人と後から来た若い男性単独行と私の6人だけ。テントは男性単独行者と3人グループの2組だけだった。

9月14日(土)
 金曜日より土曜日の方が天気はよくなるという予報だったが、夜中から雨の音がしていた。明るくなってからは雨というほどではないが、深い霧が立ち込めていて、昨日よりも悪い天気になった。
 6時を過ぎた頃、みんなが出発して行った。もう少し遅く出ようと思っていたが、誰もいなくなってしまったので出発した。
 
  6:25. 光小屋発。 上だけ雨具を着て小屋を出た。
  6:30.イザルヶ岳分岐。霧が深いが、イザルヶ岳に寄っていくことにする。
  6:40.イザルヶ岳山頂着。 ザレ地の広場になっている。周囲は全く見えない。早々に引き返す。 6:45.イザルヶ岳分岐。
  7:20.三吉平、10分休憩。 霧だけで風は当たらず、暑くなってきたので雨具、長袖のシャツを脱ぐ。小雨になることもあるので、傘を持ってときどき差しながら歩く。三吉平から易老岳への登りはもっとかかるかと思ったがそれほどでなく着いた。
  8:25.易老岳着。 軽くパンなどを食べる。
  8:35.易老岳発。 急坂を下り、木の根の絡まった岩の痩せ尾根を下る。
  8:50.いやし岳。 一人の男性登山者と行き逢う。その後、次々と登山者とすれ違うようになった。天気は悪いが土曜日なので登山者が多い。
  9:30.「光岳まで7.4km」の標識。
  9:35.標識。登りで休憩した標識の場所はここだったか。
 10:10.面平着。 10:20.発。ブナ、ミズナラの葉が雨に洗われて、新緑のようにきれいだ。
 11:15.登山口着。 駐車場には30台くらいの車があった。
 近くの水場で、顔や身体を拭き、ラーメンを食べて休む。

 12:00.登山口発(車)。 発電所まで行く手前で道の山側に寄り過ぎたのか、出っぱっていた岩にタイヤをぶつけて左前輪がパンクしてしまった。スペアタイヤを着ける。
 13:30.飯田市のGS着、タイヤを買って交換。 14:05.GS発。
 16:40.自宅着。
 


トップページ