156. 奥大日岳(おくだいにちだけ)  2,611m

 
 富山県、立山連峰(北アルプス北部)。

登頂日: 平成16年(2004年)8月7日(土)
天 候:
行 程:
 
称名滝−大日平山荘−大日岳−大日小屋(泊)−
奥大日岳−新室堂乗越−雷鳥平−天狗平

8月6日(金)
  7:10. 称名滝駐車場発
  7:20. 大日岳登山口
  7:30. 称名滝
  7:40. 大日岳登山口発
  8:20. 猿ヶ馬場、  5分休憩
  8:40. 稜線に出る
  8:55. 木道に出る。 5分休憩
  9:35. 大日平山荘着、10:00. 発
  10:45. 下の水場、 10分休憩
  11:15. 上の水場、 5分休憩
  11:35. 鏡岩
  11:50. 10分休憩
  12:25. 大日小屋着、 12:55. 発
  13:10. 大日岳山頂着、13:40. 発
  13:50. 大日小屋着(泊)
8月7日(土)
  6:00. 大日小屋発
  6:12. 中大日
  7:00. 鞍部、 10分休憩
  7:20. ハシゴ
  7:42. 奥大日岳山頂着
  8:00. 山頂発
  9:00. 室堂乗越
  9:15. 新室堂乗越
  9:40. 雷鳥平着、 10:00. 発
  10:40. 室堂への分岐
  11:05. 天狗平山荘着
 

8月6日(金)
  5:00. 上越高田IC発(車)。
  6:40. 称名滝の駐車場に着いた。今にも雨が降りそうな曇空で、山々は見えない。朝食にサンドイッチを食べて出発する。
  7:10. 「レストラン称名」発。 7:20. 大日岳登山口。称名滝を見に行く。
  7:30. 称名滝の下の橋まで行ってきた。 7:38. 大日岳登山口着。

  7:40. 大日岳登山口発。 樹林帯の中の急坂を登る。登り始めてすぐに大日平山荘からと思われるいくつかのグループと擦れ違った。
  8:20. 猿ヶ馬場着。休みたくなる時間でちょうどよいところだ。5分休憩。 ウグイス、ホオジロ、シジュウカラ。さらに急登が続く。
  8:40. 痩せ尾根の稜線に出る。ミヤマホツツジが咲いていた。この牛ノ首尾根は岩の痩せ尾根だが、両側とも樹木が茂っているので、危険は感じない。
  8:55. 小さいピーク(牛ノ首)を越えるとすぐに木道に出る。5分休憩。 広い低木の茂る湿地帯に木道が設置されている。大日岳などが見える位置だと思うが、上方は霧で見えない。湿地帯の東端の小高いところに大日平山荘がある。
  9:35. 大日平山荘着。 おにぎりを食べる。 10:00. 山荘発。
 緩やかな登りの木道を進む。木道が終わると傾斜が強くなってくる。ウグイス、コマドリ、メボソムシクイ。左手に小さい沢の流れが聞こえる辺りに「もうすぐ水場」の標識がある。
 10:45. 水場。10分休憩。 この沢を2、3回横切りながら登って行く。ほとんど水の流れのない沢に最後の水場の標識があるが、そのすぐ上にもう一本、水の流れている沢があった。5分休憩。
 11:15. 鏡岩と思われる大きな岩の下に出る。ときどき霧が薄くなって、下の大日平や上の稜線が見えるときもある。この後も急登が続く。
 11:40. 擦れ違った登山者に大日小屋を何時に出てきたかを訊ねたところ、20分前に出たとのこと。急傾斜なので、これから40分を覚悟する。 11:50. 10分休憩。
 12:05. 急登が終わると、目の前の稜線に大日小屋が見えた。10分くらいで着くかと思ったがなかなか着かない。タテヤマアザミ、ミヤマトリカブト(?)。 稜線にウサギギク、ヨツバヒヨドリ。
 12:25. 大日小屋着。 薄日の射す曇。今日の宿泊者としては、2番目に早い到着。宿泊の手続きをした後、大日岳を往復した。

大日小屋

大日岳山頂

 12:55. 大日小屋発。 花の写真を撮りながら、ゆっくりと登って15分。ミヤマキンバイ、イワイチョウ、ミヤマリンドウ、チングルマ、コイワカガミ。
 13:10. 大日岳山頂着。 薄日が射しているのだが、霧で周囲の展望はない。たまに霧が薄くなるので、剣岳が見えるのをしばらく待っていたが、見えなかった。
 13:40. 大日岳山頂発。 13:50. 大日小屋着。
 晴れていれば見えるはずの剣岳の方向を眺めながら、小屋の前の広場でビールやウイスキーを飲んで過ごす。小屋の東上の中大日から降りてくる登山者が多い。称名滝の方から登ってきた登山者は私を入れても5人くらいのようだ。今夜の宿泊者は30人くらいか。1畳に1人でゆっくりと眠れた。20歳の単独行の登山者は、新穂高温泉から入り、双六、黒部五郎、薬師、立山、剣、奥大日と縦走してきたという。しかも、テントと食料を全部持って。
 夕方になっても、剣岳の姿は見られなかった。

8月7日(土)
 早朝は小屋の前から剣岳の姿が雲の中に浮かんで見えていたが、5時半頃からは雲の中に隠れてしまった。

中大日から大日岳

中大日から奥大日岳

  6:00. 大日小屋発。 岩のごろごろした歩きにくい道を登る。
  6:12. 中大日。 奥大日岳が大きく目の前に見える。かなり下ってから登り返すようだ。剣岳がときどき雲の切れ間に姿を現す。弥陀ヶ原や室堂も右手下の足元に見える。ところどころに小さい湿地やお花畑があり、高山植物が咲いている。イワショウブ、ヨツバシオガマ、エゾシオガマ、カライトソウ、タカネマツムシソウ、シナノオトギリ、ハクサンシャジン、タテヤマウツボグサ、タテヤマアザミ、ミヤマリンドウ、ハクサンフウロ、クルマユリ、コバイケイソウ、チングルマなど。
  7:00. 最低鞍部から少し登ったところで10分休憩。
  7:20. 長い鉄製のハシゴを登る。その後、山の南側の中腹をトラバースするように登っていく。山頂の直前に数人の登山者と行き逢った。

奥大日岳山頂付近から立山

奥大日岳山頂付近から薬師岳

奥大日岳山頂

奥大日岳から剣岳

  7:42. 奥大日岳山頂着。 たまたま数十秒の間、剣岳が雲の中から姿を現したが、すぐに隠れてしまった。
  8:00. 奥大日岳発。 行き会う登山者が多くなってくる。チングルマ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ミヤマリンドウ、ハクサンフウロなど。
  9:00. 室堂乗越。 ライチョウ親子に会う。
  9:15. 新室堂乗越。 大勢の登山者が休んでいる。その後からも大勢が登ってくる。この人たち全部が大日小屋に泊まるのならば超満員になるだろう。
  9:40. 雷鳥平着。 食事をして休む。
 10:00. 雷鳥平発。 弥陀ヶ原まで歩く。
 10:40. 室堂への分岐。 陽が射してきて暑くなった。ミヤマアキノキリンソウ、ヨツバシオガマ、イワイチョウ、チングルマ、ハクサンボウフウ、ミヤマキンバイ、ミヤマリンドウ、コバイケイソウ、イワオトギリ。
 天狗平山荘近くに白いリンドウが咲いていた。シロバナタテヤマリンドウだとのこと。雨が当たり出した。
 11:05. 天狗平山荘着。 雨が激しくなってきたので、ここからバスに乗って帰ることにした。バスは予約制だという。通り雨のようで15分くらいで上がった。
シロバナタテヤマリンドウ

 
 11:25. 天狗平山荘発(バス)。 この時間帯の下りのバスは空いていた。そして、乗客のほとんどは弥陀ヶ原で下車した。
 12:00. 美女平着。
 12:40. 美女平発(ケーブル)。  12:47. 立山駅着。
 13:00. 立山駅発(バス)。    13:15. 称名滝駐車場着。

 13:20. 称名滝駐車場発(車)。 15:40. 帰宅
 


 トップページ