222. 男鹿岳(おじかだけ)  1,777m

 
 福島・栃木県境、男鹿山塊。山頂に通じる登山道はない。残雪期に登られる。


登頂日: 平成19年(2007年)4月15日(日)
天 候:
行 程: 黒磯田島線林道、駐車地点=峠=男鹿岳(往復)

 
 
4月15日(日)
  6:45. 駐車地点発
  7:15. オーガ沢橋
  7:40. 5分休憩
  7:55. 男鹿沢橋
  8:40. 峠着、  9:00. 発
  10:25. 1685m峰、 5分休憩
  10:55. 男鹿岳山頂着
 
  11:15. 山頂発
  11:30. 1685m峰
  12:05. 峠着、 12:15. 発
  12:55. 男鹿沢橋
  13:20. オーガ沢橋
  13:45. 駐車地点着

4月14日(土)
 今日は低気圧が足早に通過して、明日は高気圧に覆われて晴れる予報なので、今の時期にしか登れない男鹿岳に登ることにした。例年ならば4月下旬が適期のようなのだが、今年は積雪が少ないで2週間早くてちょうどよいだろうと判断した。

 14:00. 上越IC発(車)。 16:20. 会津若松IC。 18:00. 黒磯田島線ゲート着。

 新潟県内では強風が吹いていた。会津若松の鶴ヶ城の桜は満開のようだった。コンビニで食料を買って栗生沢に向かう。6時、通行止めのゲートに着いた。登山者の車は1台もなかった。他の登山者の記録では、ここよりも奥に入れるようなので脇から中に入った。数百mは舗装してあったがその先は未舗装で、ところどころ道が抉られているところが出てきたので、引き返して少し大きな空き地に車を止めて、ここで車中泊をすることにした。
 7時半ころは満天の星空だったが、夜中には雲が出てきていたようだった。

4月15日(日)
 5時半に起きて朝食を摂る。天気はよく、青空が出ていた。昨夜は冷え込んだらしく、山の稜線の木々には霧氷が付いているのが見えた。
 6時、車中泊したところから歩き出した。15分ほど歩いたころ、車が追い越して行き、さらにもう一台が先に進んで行った。どこまで行けるか分からないが、私も車で進むことにして車まで戻り、車で先に進んだ。慎重に車を進めて15分くらいのところで先程の2台の車が止めてあり、ここから先には行けないとのことなので車を置いた。

  6:45. 駐車地点発。 2人が食事を摂っているので、その前に出発した。すぐ先では落石で車は通れない状態になっていた。しばらくは道に雪はなかったが、次第に残雪が道を覆うようになった。
  7:15. オーガ沢橋。 この手前からはほとんど雪の上を歩くことになった。ここで先程の男性一人に追い越された。
  7:40. 5分休憩。 約1時間歩いたので休憩していると、2人目の男性が先に進んで行った。男性たちの歩くスピードは速く、どんどん先にいってしまう。残雪が多くなって地面の出ているところはなくなり、歩きにくくなってくる。ゲートから峠まで2時間半くらいということなので、車で入った分を差し引いて1時間半くらいで峠に着くかと思っていたが、なかなか着かない。先の見通せるところから見るとまだまだ先に道が続いているのが見える。
  8:40. 峠着。 駐車地点から約2時間かかった。先程の男性2人が食事を摂って休んでいた。私もおにぎりを食べて休憩した。2人の男性は前にも男鹿岳に登ったことがある様子だった。
  9:00. 峠発。 男性たちがそれぞれ出発して行った後から登り始めた。雪の状態がどうなっているのか心配していたが、峠からすぐに雪が残っていて、ほとんど全部、雪の上を歩くことができた。雪はあまり硬くはなくて少し靴が沈むことがあるが、ちょうどよい状態だった。もちろんアイゼンはなくても登ることができる。ブナ林のかなりの急傾斜な斜面が続く。先発の2人の踏み跡を辿って登って行った。


 10:00. 1685mピークまで登るつもりでいたが、途中で苦しくなって小休止した。ブナからダケカンバの林となり、針葉樹が混ざってくる。木々の枝からは霧氷がはがれ落ちてくる。
 10:25. 1685m峰着。 西の方角に真っ白に雪に覆われた連山が見える。荒海山、帝釈山などだろうか。
 10:30. ピーク発。 緩やかに下った後に登りとなる。思っていたよりも左の方に登る。シラビソなどの針葉樹が多くなる。その葉に霧氷が張り付いていた。
 10:55. 男鹿岳山頂着。 先着していた男性2人と山頂で休む。山頂は東側だけが開けていて、那須連山が見える。その左には磐梯山が見えるのかもしれないが、よく分からなかった。快晴といってよい天気で風もなくて気持ちがよい。
1685mピークから男鹿岳山頂部

男鹿岳山頂

男鹿岳山頂から那須連山

 11:15. 山頂発。 下ってから、少し登り返して1685m峰に着く。
 11:30. 1685m峰。 登るときは辛かったが、下りは快調に下る。途中、3人連れの登山者が登ってきた。
 12:05. 峠着。 みかんを食べて休憩。
 12:15. 峠発。 少し上空に雲が懸かってきた。
 12:55. 男鹿沢橋。 13:20. オーガ沢橋。 13:45. 駐車地点着。

 天気もよく、残雪もちょうどよい状態で、気持ちよく登ることができた。

 14:00. 駐車地点発(車)。 車で距離を測ったところ、ゲートまで2.2kmだった。
 「塔のへつり」附近で食事を摂る。会津若松市内では渋滞していた。
 16:10. 会津若松IC。 17:00. 阿賀野川SA。 18:40. 帰宅。
 


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