35 5周年特別山行
 富士山(3,776m) 山行記録
富士山「浅間神社」
          富士山「浅間(せんげん)神社」にて
特別山行「富士山」登山感想文
 記録:石本 勝夫
 この度、特別山行に参加出来ました事、本当に有り難うございました。私の年令で富士登山のサポートが出来ました事は、あいゆーの皆様の御協力と感謝いたしております。「新潟あいゆー山の会」に入会した時から「目標は富士登山のお手伝い」と思っておりました。しかし年令との戦いで、幾ら気張っても「体力」と「受ける方が居なければ」出来ません。今年度の計画が発表になった時これが最後のチャンスと思いました。皆様に御迷惑を掛けぬ様、リーダーの期待に答えられる様、春から登山に努め標高差1000位の山を数ケ所登り体力作りに努めました。お陰樣で無事で往復サポート出来ました。今日達成感と満足感に浸っております。

 それにしても、坂牧様には御礼と感謝を申し上げます。私だったら御辞退申しあげたい。年令の私に全幅の信頼をされ(この身を任せて)御一緒して頂きました。未だ不馴れでガイドが足りない為、各所に倒れたり 膝を強く打ったりと大変だったと思います。その分、坂牧様の日頃のマラソンと登山で鍛えた「体力」と「感」でカバーをして頂きました。又リーダーがベテランの坂牧様とのパートナーが一番との御判断だったと今思っております。美咲さんや翔君に心配りが出来ず済まない気持ちです。

 この度のご一緒には、リーダーの山村様、宮下会長、」霜鳥様、利根川様、上林様、撮影記録の佐藤樣、古田様、井澤様、そして全員の皆様大変お世話になりました。山村様の広い御交際の一端から、金メダリストの柳川様に親しく声掛を頂いたり、諏訪様には新しい山の対応をお聞きしたりと思わぬ収穫がありました。

 吉井節が少なかったのが物足りなく思いましたが、その分上林様の「剣ケ峰」での詩吟は絶品で日本一高い所での日本一の詩吟を聞けるのは「新潟あいゆー山の会」だけの幸せとおもいます。
 これからも あいゆーの例会山行に出来るだけ参加したい所存です。よろしくお願いいたします。
   5周年記念山行 富士山(3776m) 山行記録

  記録:佐藤 房子
 今回は新潟あいゆー山の会の結成5周年を記念して、日本一高い山「富士山」に挑戦しました。参加者は新潟県から15名、関東から6名、それに九州の佐賀県からアトランタのパラリンピック・マラソン金メダリストの柳川さん(視覚障害)を入れて、総勢22名の大所帯でした。お天気にも恵まれ、リーダーの素晴らしい統率力と的確な判断力のおかげで、全員が山頂に立つことが出来ました。

日程 平成17年8月27日(土)〜8月28日(日)
目的地 富士山(3776m)
コース 須走口往復
参加者 22名(視覚障害者6名、聴覚障害者1名、晴眼者15名)

  1. コースタイム
第1日(8月27日)曇り
13:15 新五合目登山口発 標高1970m 曇り空で少しガスがかかっている
13:47〜13:52 休憩 2120m付近 20℃ ゴツゴツした溶岩と土砂の道
14:23〜14:28 休憩 2280m付近 樹林帯 ホタルブクロ・トモエシオガマなどの花
14:56〜15:02 本五合目 小屋前で休憩 2425m 17℃ ガスで視界12〜13m
15:33〜15:39 休憩 2570m付近 固い砂礫の道 低木帯 さらにガスが濃くなる
15:49 6合目「瀬戸館」通過 2627m 15℃ 
16:10〜16:18 休憩 砂礫のなかにオンタデの大きなかたまりが目立つ
17:08〜17:17 7合目「太陽館」前で休憩 2920m 12℃ 荒涼とした斜面
18:16 本7合目「見晴館」着 3190m 10℃ 明るく晴れた夕暮れ

第2日(8月28日)晴れ
6:10 本7合目「見晴館」発  11℃
6:36〜6:42 休憩 8合目3270m 吉田口合流点「江戸屋」前 まるで歩行者天国
7:06〜7:13 休憩 本8合目「胸突江戸屋」前 3360m 17℃
7:29〜7:37 休憩 8合5勺 「御来光館」前 3456m
8:08〜8:13 休憩 3670m付近 13℃
8:49 久須志神社着(いわゆる山頂) 「東京屋」にて休憩 3720m 10℃
9:39  〃 発
10:05 頂上浅間大社奥宮 
10:25 最高峰・富士山剣が峰・富士山測候所着 3776m
10:35  〃 発
11:18 「東京屋」着
11:35  〃 発 
12:07〜12:11休憩 3340m付近 18℃
12:25 2台のブルトーザーとすれ違う
12:37 「見晴館」着 3190m 預けておいた荷物を受け取り、腹ごしらえをする
13:03  〃 発 よく晴れている
13:55〜14:00 休憩 2610m付近 12℃ 濃いガスの中
14:29〜14:45 砂払5合目 休憩 「吉野屋」にて 2230m 
15:23 新5合目着 1970m 15℃ 小雨模様で濃いガスが立ち込めていた

 2.報告
 8月27日(土)は6時にチャーターバスで新潟を出発。長岡IC・新井SAで参加者を乗せ、北陸道から上信越道、中央道、東富士五湖道路、富士あざみラインを経て須走口新五合目登山口に12時過ぎに到着。私たちのバスが遅れた為、先着の関東勢をずいぶん待たせてしまったが、さっそく支度をして顔合わせをし、自己紹介と準備体操の後、山村リーダーを先頭に出発する。すぐに朽ちかけた木の鳥居の古御岳神社があり、安全登山を祈願してから樹林帯の道を進んで行った。溶岩のゴツゴツとした歩きにくい道だが、トラ縄が張られていて、紫のノコンギク・赤いトモエシオガマ・ピンクのホタルブクロ・黄色いアキノキリンソウなど色とりどりの可憐な花々が出迎えてくれる。やがて砂礫の緩やかな道となり、樹林帯を抜けて明るく開けた場所に出た。左のはるか上方に下山道があり、列をなして下ってくる人達がカラフルな豆粒のように見える。

 やがてガスが濃くなってきて前を行く人達の姿が朧げにしか見えなくなった。時折、まるで女子バレーのサーブのような「ソーレ!」と言う元気な掛け声が聞こえて来る。2600mを過ぎたあたりから軽い高山病の症状を訴える人が出て来て、ゆっくりとペースを落として登る。いつのまにかガスも無くなり、スッキリと晴れ渡った空の下、砂礫のジグザグの斜面を登っている。雲の上に出たのだ。予定よりもだいぶ遅れたが、出発から5時間で本7合目の「見晴館」に到着した。

 刻々と変化する夕暮れの雲海を楽しみ、夕食のカレーで空腹を満たし、満天の星空と眼下の街の灯を眺め、長い1日が暮れた。けれど、富士山は24時間眠ることは無かった。なんと、夜中でもどんどん人が登ってきて何時だろうと小屋の前は登山者で溢れていた。
翌朝は小屋の前で御来迎を拝み、朝食を摂り6時過ぎに山頂に向けて出発した。富士山の山小屋は溶岩の石垣で固めてあるため石室と呼ばれるそうだが、その石室が並ぶ本8合目は吉田口と合流するため、人・人・人で大変な混雑だった。道の脇に「落石注意」「登山道・静岡県沼津土木事務所」の看板がやたら目に付く。やがて狛犬に迎えられ出発から2時間半で山頂の久須志神社に到着した。神社の前には3軒の店が並んでいたが、ここでは麺類などの食事も出していた。少し先にあるトイレは長い行列が出来ている。しばらく休んでからお鉢めぐりに出発。富士山頂の7つのピークのうちの大日岳・伊豆岳・成就岳のへりであろう鬼気迫るような赤茶けた溶岩の壁を伝って、広々とした東安河原に出、回り込んで浅間大社奥宮の鳥居の前に出た。凄まじい爆裂口の大内院と呼ばれる底が見えている。ここから喘ぎながら急坂を登りきった所が剣が峰で気象庁富士山測候所が建っていた。

 日本最高峰3776mの碑の脇で上林明さんが朗々と詩吟を披露して下さった。頭が痛いと高山病を訴える人がいたので、予定を変更して今きた道を引き返すことになった。急坂を慎重に降り、山頂小屋まで戻った。この先の下山道の砂走りに備えて全員マスク・スパッツを着用し、11時半過ぎに下山開始。道幅の広い下山道を50分ほど下ったところで、キャタピラを履いた2台のブルトーザーとすれ違う。道幅ギリギリに走行している。朝出発した「見晴館」まで戻り、預けておいた荷物を受け取って、再び下山道に戻る。7合目の「太陽館」から先が急斜面をまっしぐらに下る砂走りだった。濃いガスの中の直滑降である。90分ほど下って砂払5合目に出、さらに溶岩の道を下って新5合目の登山口に、山頂から4時間弱で全員無事に到着した。

 下山後、山村リーダーの挨拶の後、初参加者からそれぞれ感想を述べてもらい、最後に宮下会長の挨拶があって現地解散となった。新潟勢は諏訪SAで夕食をとり、21時に上越、22時に長岡、新潟には23時に帰着した。
 つつがなく5周年記念山行を終えることが出来ました。皆様、お疲れ様でした。
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