28 第13回例会山行「守門岳」下見
 (例会山行は中止)

     大岳山頂にて
 守門岳下見山行の記録

 記録:利根川 秀明 

 6月26日(土)、中村良子さん・田村正明さん・佐藤房子さん・宮下会長と私の5人で、守門(すもん)岳の下見に行って来ました。守門岳は、北から大岳(おおだけ)、青雲(あおくも)岳、袴(はかま)岳の三つのピークからなります。
今回の目標は、二口(ふたくち)コースを使って、袴岳往復です。皆さんの集合が良く、予定よりも早く6時45分にJR只見(ただみ)線上条(かみじょう)駅を出発し、二口登山口に着いたのは7時でした。猿倉橋の前後に二ヵ所駐車場があり、手前の駐車場には真新しいトイレがあります。分かりやすい所です。

 靴を履き替え、佐藤さんに先導してもらって、宮下・利根川ペア、中村・田村ペアで、7時10分に出発。前日の梅雨らしい本格的な雨は止み、曇りでしたが、いきなりの急登で、汗を搾られました。護人(ごにん)清水を通過したのは7時45分でした。
8時25分に谷内平(やちだいら)という所に着きました。「山頂へ3.4km、二口へ1.5km」の表記がある杭が立てられています。

 「中間点 1,000m」と書かれた杭が出てきたのは、9時20分でした。ここまでは順調(僕のペースが速すぎたと、今は反省しています)でした。ただ、この先は、崖が右側にでてきたり、左側にでてきたり、あるいは左右が落ちているやせ尾根があったりと、神経を使いました。このあたりは、神経は使いますが、それほどきつい登りではありません。ただ、その先は大岳の分岐まで、また急登になります。また、このあたりでは、カッパが必要かなと思われる雨が、時々降りました。ただ、カッパを着ても内側から汗でグショグショになるし、この時季の雨はそれほど体温を下げるものではではなく、逆にカッパで体温が上がる方が、体力を消耗すると思い、結局カッパは着ませんでした。

 大岳の分岐、右へ行けば青雲岳を経て袴岳、左へ行けば大岳になります。分岐点の到着時間は11時でした。
 我々は、ここまで4時間を要したこと、このコースを下山するのは危険過ぎることなどを話し合い、今回は、袴岳はあきらめて、大岳経由、保久礼(ほっきゅうれい)コースをとることにしました。分岐からは降りで、右側へ滑り落ちそうになる所が何ヵ所も有りました。右側というのは北斜面のことで、山道から3〜4m下に残雪が大量にありました。雪の重みのせいだと思いますが、地面がずれて登山道が裂け、パックリと口を開けた状態の所が3〜4ヵ所あり、また、30センチ程度ですが道がなくなっている所もありました。

 最低鞍部に「網張」(アミハリ)という表示がありました。通過したのは11時40分です。この辺は歩きにくいのですが、ヒメサユリ・ニッコウキスゲ・シラネアオイ・イワカガミなど花の宝庫です。特にヒメサユリは、これほど大量に咲いているのを、今まで見たことがありません。みごとでした。
 網張からは、大岳への登りです。この登りも、左右にヒメサユリがたくさん咲いていました。大岳山頂に着いたのは、12時25分でした。守門大明神がまつられた小さな社(やしろ)と、直径40センチはある鐘があります。しかし、角張った石がゴロゴロしていて、休むには不適です。休憩を取るには、網張側へ少しもどった所に平坦な場所が有ります。この日は、霧が吹きつけて寒かったので、写真を撮ってすぐに保久礼への降りにかかりましたが、晴れていればとても眺めの良い所です。

 保久礼への下山道は、流水による侵食がかなり進んでいます。前日の雨のためでしょう、保久礼まで、ほとんど道の底には水が流れ、場所によってはチョロチョロと音がするほどでした。我々は、まだ昼食を摂っていなかったので、その場所を探したのですが、良い所が無く、結局立ったまま昼食をすませました。不動平(ふどうだいら)と言う、晴れていればとても眺めの良い所もあったにですが、この日は霧が吹きつけて寒かったので
通過したのです。

 この先は、さらに侵食が進んでおり、50センチほど足をかける個所のない落差が4〜5ヶ所ありました。降るのも苦労しましたが、ここを登るのも大変だなと思いました。ツルツルの赤土が出ていたり、それがコネられてヌルヌルしていたりと、神経を使う道です。大きな水たまりや、田んぼのようなヌカルミもありました。途中、キビタキ清水がありましたが、ほんのチョロチョロとしか出ていなかったので飲まずに通過しました。少し降った右手にキビタキ小屋(木造、10人程入れると思います)が見えました。ここは、登山道が大岳直登コースとキビタキ小屋経由コースの2本が平行しています。このキビタキ小屋が見えたあたりから、丸太を模した直径20センチほどのコンクリートの棒を横にして、階段状にした物が設置されています。この階段はとても助かりました。

 保久礼に着いたのは3時25分です。保久礼には水も湧いていますし、20人ほど入れそうなコンクリート製の避難小屋もあります。ここの水は、冷たくてとても美味でした。ただ、水量は少なかったです。ここから、3分ほど登りかえした所に、保久礼登山口の駐車場があります。砂利が良く敷きつめられていて、車を30台以上は停められます。
 この先は、コンクリートで舗装された車道です。降って行くとアスファルト舗装の車道に直角にぶつかります。右へ行けば栃尾市、左は守門村です。車を停めておいた二口へは、道路標識に5kmとありました。
 駐車場に戻ったのは4時25分でした。朝から約9時間の行動でした。8月1日の第13回例会山行は、保久礼コース大岳往復でやろうという話になりました。

 中村さん・田村さん・佐藤さんとお別れした後、守門温泉SLランド青雲(せいうん)館に立ち寄ってきました。新潟あいゆー山の会山村の名前で、7月31日、15名で仮予約されていました。青雲館では、浴衣・タオル・歯ブラシを出してくれ、朝食は7時からだが、それより早い場合はお握りを用意してくれるそうです。宿泊者が決まりしだい、利根川が電話連絡することにしてきました。
 下見山行にご協力いただいた皆様、大変有難うございました。
 会員の皆様、本番でお会いできるのを楽しみにしています。
  守門岳下見山行の記録

 記録:宮下 幸夫

 2004年(平成16年)6月26日(土)に、新潟あいゆー山の会の第13回例会山行の下見として、守門岳に登ってきました。ここで、大変貴重な経験をしたので、記録に残しておこうと思います。
 今回の参加者は、リーダーとして利根川さん、佐藤房子さん、例会当日に参加できない田村さんと中村さん、そして宮下の5名でした。

 早朝4時20分に利根川さんが迎えに来てくださり、直ちに出発。近くのコンビニで朝食と昼食、その他を購入し、上越インターから北陸自動車道へ入り、長岡経由で関越道の堀之内インターを出て、集合場所のJR只見線の上条駅には6時10分頃に到着しました。
 しばらくすると、田村さんと中村さんが来られて、やがて佐藤さんも到着され、6時45分に二口登山口に向けて出発しました。

 登山口の駐車場には7時頃に到着し、登る準備を整えて、7時10分に守門岳の最高峰である袴岳山頂(1537.2m)を目指して出発しました。
 最初は、右手に沢の音を聞きながら、野鳥のさえずりの中を進んで行きました。幸い雨は落ちておらず、登山には涼しくてまずまずの天候でした。

 やがて急登が始まり、噴き出してくる汗と樹木の露で、あっという間に衣服はビショビショになってしまいました。登山道のあちらこちらには、「落ちている箇所(断崖)」があって、視覚障害者には結構緊張をしいられる山行でした。50分登っては10分ほど休むペースで登っていきました。2時間あまり登ったところに、標高1000メートル地点と書かれた場所があり、周囲が開けているのだが、霧雨とガスで何も見えないとのことでした。途中、佐藤さんが携帯電話を拾って、後に落とし主に戻すことができたというハプニングもありました。
 登り初めてから4時間が過ぎ、「このコースは、あいゆーの例会山行では、とても無理だ。」という意見になり、袴岳と大岳の分岐点から、大岳を目指してコースを変更することにしました。

 そこから少し登ると、勾配の緩やかな尾根道に出ました。やがて分岐点に到着し、大岳に向かうことにしました。佐藤さんの話によると、分岐点から先は、あまり勾配はきつくなく、「青雲」というピーク(1487m)を過ぎると、一見草原のような広場があり、そこを過ぎて、最高峰の袴岳に行くのだそうです。(いつの日か、天候の良い時期に再挑戦したいものです。)
 分岐点からは、山肌にへばりつくような道を、いっきに下っていきました。右下には、一面に残雪が残っていて、大変幻想的な風景でした。それは、我々のような低視力者には、雪ではなく、何もない切り立った断崖のように見えて、足がすくんでしまうような箇所も随所にありました。

 やがて、「網張り」という鞍部に降りて、再び登りになりました。この辺りの登山道の傍らには、「姫小百合」の花がいっぱい咲いていて、昨日の雨に洗われて、とても鮮やかなピンク色で、とても美しかったとのことでした。
 11時過ぎに分岐点を出てから、およそ1時間ほどで、大岳の山頂(1432.4m)に到着しました。山頂の少し手前に広場があり、例会当日の昼食場所によさそうでした。

 山頂は、霧雨とガスでとても寒く、記念写真を撮っただけで、すぐに下山に移りました。
 10分ほど下った所で、立ったまま昼食をとりました。(雨と泥でよごれていて、座る場所はありませんでした。)寒かったので、佐藤さんが持ってこられた熱いコーヒーがとてもうまく、こんな状況の時もあるんだなあと、改めて勉強させられました。
 昼食を済ませて再び下山。登山道が川になっており、滑って転んだら、「泥だるま」になってしまいそうな道を、慎重に下って行きました。
 しかし、このコースは、落ちている箇所がほとんどなく、緊張をしいられることは、ほとんどありませんでした。中村さんが転んで足を痛めましたが、打ち身ですんだようで、一安心でした。

 やがて階段状の道になり、3時半頃に、保久礼登山口に全員無事に下山しました。そして、駐車場の様子などを調べて、二口登山口の駐車場まで、約1時間舗装道路を歩いて、4時半頃に到着しました。
 今日1日、8時間余り歩いていたことになるのですが、例会山行では下山したコースならば、何とか実施できるのではと思いました。
 駐車場で汚れた衣服を着替えて、直ちに出発し、宿泊予定の「青雲館」に立ち寄ってから、高速道で帰宅し、夕方6時45分頃に家に着きました。

 同行していただいた利根川さん、運転と山行で、大変お疲れになったことと思います。大変ご苦労さまでした。
 今回の下見山行では、下見の大切さを痛感しました。当初のコースで、いきなり例会山行を実施したら、大変だったと思います。それから、久しぶりに高い山の雰囲気を感じることができて、とても貴重な体験をさせていただきました。8月1日は、あいゆー山の会にとって、絶好の登山日和になってほしいものと祈念いたします。

  [追伸]
 7月31日から、8月1日の第13回例会山行は、7月13日の集中豪雨の影響で、アクセス道路が崩れてしまい、また、連日の猛暑もあって、中止になりました。
 いつの日か、実施時期も考慮して、再び計画したいと思います。
 第13回例会山行「守門岳」は、7月の新潟水害で車道、登山道等が多大な被害を受けたため、山行は中止にしました。(事務局)
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