8 苗場山下見記録
700haの苗場山山頂
          700haの苗場山山頂
                                            
記録:事務局 霜鳥 弘道

1 山 名:苗場山(2,145.3m)
2 コース:長野県栄村 小赤沢コース
3 期 日:2001年10月8日(月・祭日振替)
4 目 的:新潟あいゆー山の会の山行下見
5 タイム:
  5:00 高田発
  6:55 小赤沢三合目登山口着
  7:10 登山口発
  9:20 9合目着
 10:20 頂上着、昼食
 11:00 頂上発
 13:05 登山口着
 13:15 小赤沢温泉着
 14:00 温泉発
 16:30 高田着
6 参加者:2名(利根川、霜鳥)

7 記 録:
 新潟会いゆー山の会の山行行事は既に終了した。そして、来年度は更なる活発な活動に向け、例会山行を計画するために下見をなるべく多くにしておくことが必要である。今年中には、五頭山、弥彦山、八石山などの下見も計画している。  今回は、特異な山容と登山口周辺に豊富な温泉を控えた苗場山(なえばやま)を下見することにした。登山コースは長野県栄村からの小赤沢コースである。栄村の言えば新潟県の秋山郷と隣り合うまさに秘境と言われている山奥である。

 津南町から約40分、途中から中津川に沿った狭い国道は、大型車両同士はすれ違えないし、川沿いは深い渓谷である。徐々に高度を上げ少し開けてくると秋山郷である。県境を越え栄村に入り、小赤沢から狭い林道を行くと標高1,310mの三合目の登山口である。驚くことにトイレが設置されている広い駐車場は満車であった。紅葉登山の盛りとは言え 登山ブームを感じる光景だ。小赤沢から狭い山道を延々と歩いた時代とは隔世の感である。

 駐車場で朝食後、出発する。三合目から七号目(1,810m)までは、登山道も広く勾配もゆるく歩き易かった。登山道は、前後して出発したパーティーで混雑しており賑やかだった。七号目から九合目間は、急勾配となり岩場の連続である。そして、岩場には火山特有の黒土が付き非常に滑り易く、特に雨天後はかなり厳しくなると予測された。 紅葉も五合目付近が盛りであるが、例年よりは色が薄く感じられた。ダケカンバが多いからか黄色が多く、上部は大シラビソとのコントラストが鮮やかだった。

 九合目は、700haもある頂上の平坦部の縁にある。ここからは、景色が一変して広大な平坦部と共に南に葉、岩菅山から焼額山などの志賀高原方面の山々、西には鳥甲山(とりかぶとやま)が大きく見えた。ここからは頂上まで1.2kmの大半は木道となりる。高層湿原である木道の脇には地糖が散在しており、苗場山特有の景色である。植物の大半は枯れ、草黄葉?が風になびいていた。気温も急速に下がり、風も強くなって、Tシャツの上に長袖を全て着込んでも寒いので早々に出発する。しばらくすると、大シラビソの中に入り木道も切れ、岩の重なる非常に歩きにくい山道が2、300m続いていた。樹林を抜けると広大な湿原を一望できる高台にでる。そこからは、広大な台地と無数の地糖が展望でき、夏には無数の高山植物に埋まるという。

 しばらく木道を行くと、新装になった山頂ヒュッテが現れ、その脇から遊仙閣に向かうと平坦な頂上である。展望がないので遊仙閣の陰で昼食とする。風も強まり非常に寒く、小屋の温度計は5.5度を指していたが体感温度は0度か。震えながらビールを飲み早々に退散することにして山頂ヒュッテに向かう。小屋は全て予約制らしいが、新築の建物は寝心地が良さそうだ。有料の休憩室にはストーブが燃えていたが、我々はのぞいただけで下山することにした。
 寒いこともあって、黙々と下山することになるが、光線の関係か登るときよりも紅葉が鮮やかに感じられた。登山道は下りも滑り易く、歩きにくかった。結局、2時間程で下ってしまったが、視覚障がい者登山では、かなりのサポートが必要なコースに感じられた。

 登山口に到着後かなり時間もあるので、近くの温泉に入ることにした。小赤沢の楽養館は特有な温泉で知られている。赤茶色のぬるい温泉は塩辛く、浴槽の周辺は含有物の結晶で盛り上がっている。そして、湯上がり後も冷めなく、何時までも身体がポカポカして気持ちがよかった。 帰路は、往路を帰ったが中津川渓谷の紅葉は2週間後くらいに期待出来だろう。
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