18 盲導犬と信越トレール
 
(写真のキャンプション)
盲導犬や支援者と一緒に、落葉に埋まる晩秋の信越トレイルを行く参加者たち

1 信濃毎日新聞(2008年11月10日)
 盲導犬と信越トレール
 落ち葉を踏んで秋実感

 新潟の視覚障害者・支援者  新潟県内の目の不自由な人と支援者らでつくる「新潟あいゆ一山の会」(事務局・上越市、四十三人)は九日、今年九月に全線開通した長野県境の「信越トレイル」上にある鍋倉山、黒倉山に登った。目の不自由な八人と支援者十二人の計二十人が、盲導犬二頭をパートナーに、落ち葉いっぱいの山道を踏みしめ晩秋の一日を楽しんだ。

 飯山、上越市境の関田峠で支援者と目の不自由な人が交互になるよう隊列を整え、まず二・一`先の黒倉山(一、二四二b)を目指した。ターシャ、オンリーの盲導犬二頭は列の前方と後方に分かれ、一行を先導した。
 支援者のザックに付けたロープにつかまって歩く目の不自由な人に、支援者たちは「左カーブの緩い上りです」 「道がぬかるんでいます」 「右前方に枝が張り出しています」などと声をかけながら、ゆっくりと進んだ。休憩地点では「高田平野が見渡せ、晴れていれば日本海も望めます」などと説明していた。

 一時間余で昼食地点の黒倉山頂に到着。二頭を除き、大半の参加者は〇・六`離れた鍋倉山(一三八八b)まで往復した。 盲導犬と参加した新潟市の上林洋子さん(63)は「紅葉は見えないが、ふかふかした落ち葉を踏んで歩くと、晩秋の山に来ている実感がわく」。参加者からは「トレイルの別のルートも歩いてみたい」との声が出ていた。
 事務局を務める上越市の霜鳥弘道さん(62)によると、同会は八年前に発足し、これまで四十回以上の山行を重ねている。糸魚川市の塩の道などを歩いた時にも、盲導犬が同行しているという。

2 上越タイムス(2008/11/12)  

盲導犬が道案内
新潟あいゆ一山の会
晩秋の山歩き満喫

  「新潟あいゆ一山の会」は九日、鍋倉山、黒倉山で山歩きを行った。会員二十人と盲導犬二頭が晩秋の山を楽しんだ。
 同会は、目の不自由な人も気軽に参加できる山の会として八年前に発足した。これまでも県内外の山に挑戦しており、今回が三十六回目の山行。

 秋も深まり、落ち葉で覆われた登山道を、目の不自由な人とパートナー、盲導犬がペアになって登山。木の根など段差に気をつけながら、慎重に歩を進めた。参加した霜鳥弘道さん(62)は「天気はよくなかったけど、みんな無事に下山できてよかった」と話していた。
写真のキャンプション:落ち葉を踏みしめる感触も山歩きの楽しみ新潟あいゆ一山の会

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