コラム 13
2007年9月12日、新潟日報の地域版で報道された記事です。
(新聞のレイアウトと異なります。)
 岳人に立ちはだかる威容

 焼山19年ぶりの素顔

 昨年十二月、十九年ぶりに入山規制が解除された糸魚川、妙高市境の焼山(二、四〇〇b)が、解禁後初の登山シーズンを迎えている。再び岳人たちの歓声が戻ってきた秀峰だが、山頂までは片道六−七時間を要する長いアプローチに加え、切り立った沢越えやもろい岩場の難所続き。地元の山男たちでさえ「十分な経験を積んだ上級者でないと登頂は難しい」と評する。このほど、糸魚川市の山岳会が同市早川ルートで行った山道点検に同行した。その模様を紹介する。 (上越支社・大日方英樹、高橋央樹)
  
  青空ぼっかり
 山頂付近の登山道に突如現れたすり鉢状の岩場。その昔、噴火口だったのか大小の火山岩が至る所に転がる山容は、思わず息をのむほどの迫力だ。

  岩穴拝借
 登山道には奇岩巨石が点在する。岩場の入リロにトタン板を張り避難小屋として使われた「泊岩」。規制で利用されなかったため床板は朽ちている。

  難所 懸命に
 早川から山頂に至るには、通称「大谷」など深さ数十bもの沢を2つ越えなくてはならない。しつかロープにつかまりながら慎重に下る登山者。手袋が必需品だ。

 斜面にたおやか
 海谷山塊をバックにそよ風に揺れるヤマハハコ。胸を突くような坂を登り疲労が増す登山者にとって、高山で出合う花々は”一服の清涼剤”といえる。
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