コラム 11
新潟日報の地域版で報道
2007年1月23日の新潟日報上越版で野崎さんが紹介されました。
この記事は、第24回例会山行の南葉山で同行取材をした、新潟日報社上越支社の大日方記者の執筆です。
画像:愛犬と共に取材を受ける
写真説明
愛犬と共に取材を受ける
 人 PERSON

 視覚障害者登山に取り組む
 野崎 正さん(57)
 上越市大島区大平

 紅葉に染まる昨年十月末南葉山(九四九メートル)。同じ視覚に障害を持つ仲間とサポート役の恩師ら約五十人と、その頂に立った。眼下の頸城平野は望めないもの落ち葉を踏みしめる靴底の感覚や、ブナ林を吹き抜ける乾いた風のにおい。
 「初めて登った山だけど、秋の南葉山を肌で満喫できて楽しかった」と満足そうに笑む。
 旧大島村の中心部・大平で理髪店を営んでいた二〇○二年、糖尿病の影響と思われる病気で突然、光を失った。翌年、当時の県立高田盲学校の門をたたき、在学中、同校の教職員を中心に県内の視覚障害者らでつくる「新潟あいゆー山の会」(宮下幸夫会長)と出合う。
 同校で白杖歩行の訓練を担当した教員たちの野崎評は「とにかく何事にも積極的で、めげないタイプ」。自分から進んで街を歩く訓練を続けた頑張りは、今の登山にも生かされている。
 昨年は自宅近くのほくほく大島駅の階段の上り下りや妻のサポートで地元の秋葉山にも登り足腰を鍛錬。昨シーズンの山行を乗り切った。
 前を歩く健常者のリュックにロープを付け、後方を行く障害者がそのロープを握りながら歩く視覚障害者登山。坂の度合いや倒木の有無をはじめ、周囲の景色を障害者に伝えながら歩くため、道中の会話が絶えない。
 「仲間と山に登っているときは本当に楽しい。いつか富士山に登ってみたいね」と高嶺への挑戦に意欲をみなぎらせた。
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