コラム27

上越市で唯一の盲導犬「オンリー」引退

上越よみうり (2014年10月 1日)



写真=野崎さんを7年半の間支えたオンリー

 オンリーありがとう――。上越市内で唯一の盲導犬、オンリー(8・ラブラドールレトリーバー・オス)が盲導犬としての役割を終え、このほど引退することになった。同市大島区大平の視覚障害を持つ、野崎正さん(65)の生活を7年半の間支えてきたオンリー。野崎さんは「オンリー今までありがとう。別れは寂しいけど、これからはゆっくり過ごして」とオンリーの頭をなでた。
 野崎さんは53歳で失明。58歳の時、オンリーは2歳位で野崎さんの元にやってきた。野崎さんはオンリーの性格を「とてもやんちゃ」と笑う。
 オンリーはこれまで、野崎さんの生活を支えたのはもちろん、地域の小中学校などへも出向き、盲導犬への理解を深めてもらう活動や子供たちとの触れ合いに協力・参加してきた。普段の生活でも北海道や仙台、東京など各地に出向き、思い出もたくさん作ったという。
 野崎さんは「盲導犬の引退は平均で10歳くらい。オンリーはたくさん働いてくれたから1年でも早く楽をさせてあげたいんです」。これまでを振り返り「本当にいい子で、7年半よく仕事をしてくれました」と感謝。今月14日に引退の日が決まり、11月頃から引退犬ボランティアの元で余生を過ごすという。また、野崎さんの元には今後、新たに盲導犬がやってくる予定になっている。

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