91 第57回例会山行「平標山」の記録


                 平標小屋でトン汁を食べながら昼食

1 山行記録

 二年越しの平標山(山の家1650mまで)
 記録: 諏訪惠一

 昨年の同時期に計画をし、雨で中止を余儀なくされた例会山行平標山。
今年も前日が雨となり決断を迫られたが、天気図や今までの天気の流れから今年は決行を決めて案内を流した。
 もちろん、万一の時のための雨プログラムを考えていたので、案内も安心して流せた。いざ当日、上中下越とも雨の中の出発となったが、予想が的中し、集合場所の「苗場ふれあいの郷」駐車場の上には青空も覗いていた。

 準備を整え、自己紹介、サポート講習会の後に8時53分出発。
 河内沢沿いの林道を軽快な調子で、平元新道登山口へと向かう。
 うるさいほどの春ゼミの声と川のせせらぎとともに足を進める。
 途中1回の休憩をとり、1時間17分で登山口到着。
 水分と軽くおやつを補給して、いざ山の家へ。
 ここで、野崎さん、小林さんとそれぞれの相棒の犬たちとはお別れだ。

 登山道に入ったとたん傾斜も急になり、登り始めは小さな岩が敷かれており、滑らないよう足元に注意して歩く。
 しばらくすると登山道は階段状になり、歩きやすくなったものの、延々と続いており、気が遠くなる。

 雨雲が標高1000m前後にかかっており、雲の中に入っていく。風と共に木々の葉にたまった雨水が一斉に落ちてきて体を濡らす。
 雨具を着て汗で濡れるか、それとも木々から落ちてくる水に濡れて冷たい思いをするか。

 標高が上がるにつれて、青空が広がってくる。足元にはエンレイソウ、ツクバネソウ、コシノカンアオイなどの花。登山道わきの木々には三つ葉ツツジやオオカメの木がオレンジや真っ白な花をつけている。
 少し疲れを感じ始めたところで登山道に入ってから第1回目の休憩。いろいろなお菓子や果物が出てくる。
 鳥の声も疲れを癒してくれる。

 その後もほとんどが階段状になった登山道を歩き続ける。歩幅にあった階段はさほど登りづらくはないものの、やはり段差だけは足を持ち上げないと先に進めないのは苦痛だ。
 間もなく山の家というところで、全員元気に山の家に到着できるように最後の休憩。
 小屋番さんの息子が重たそうなビールの箱を担ぎながら颯爽と脇を通り過ぎて行く。
 さあ、先発隊が豚汁を作りながら待っている山の家を目指してもうひと頑張り。
 12時ちょうど、山の家到着。頭の上には、青空が広がり、足元にはオウレンが咲き、冷たくおいしい水もコンコンと流れ出している。

 ピッタリ、計画通りの到着だ。先発した3人も出迎えに出てきた。
 さっそく美味しい水で喉を潤す人、到着の合図に鐘を鳴らす人。
 平標山の家の看板の前で記念撮影後、出来立ての豚汁と各自持参のおにぎりで昼食タイム。
 1時間のお昼休みの後、お土産のバッチを買ったり、おいしい水をボトルに詰めたりして完登の感激とともに下山開始。

 帰りは同じコースを下って行く。「こんな急なところを登ってきたの」という声が聞こえる。
 登山道の両脇には、登ってくるときには気が付かなかったがブナが一面に若い芽を出していた。
 もう天気の心配はない、標高が下がるほど暑さが増す中、登りの苦しさが嘘のような元気さで一気に登山道を下り、これまた、予定通りに出発地点の「苗場ふれあいの郷」駐車場に戻り着いた。
 その後、解散の挨拶をして、全員帰路に就いた。
 皆さん、お疲れ様でした。

 当日のコースタイム

 「苗場ふれあいの郷」駐車場8:53〜休憩1回〜平元新道登山口10:10/10:15〜休憩2回〜平標山の家12:00
 平標山の家13:07〜休憩1回〜平元新道登山口14:17/14:25〜「苗場ふれあいの郷」駐車場15:22

2 感想

○ 玄さんの感想

  6月10日に西澤先生からの紹介であいゆー山の会に参加して、みなさんと一緒に登山しましたが、人生でとても素晴らしい経験をしたと思 います。あの日は天気がすごく悪かったです。長岡を出発した時、自分は非常に心配しました。あの悪い天気で、登山は難しいと思いました。ところが、皆さんと合流したら、すぐ晴れになりました。心中で、それは天の意志と感じられました。皆さんとの縁を感じました。

 途中でも雨がふりました。山の天気はいつも変わりやすいです。皆一 緒に努力して、山の雲を通して、綺麗な風景を見ました。晴眼者の人が視覚障碍者の人に自分に見えた状況を親切に伝えていました。

 視覚障害者の人はそれを聞いて心全体で自然の力を感じたと思います。笑顔が出て、皆さんが幸せになりました。山の家まで着いたら、驚喜がたくさんありました。先ずは想像できなかったほどの綺麗な風景、次に自然の味の、超うまい豚汁と山の甘い水です。
 自分が受けた心の感じは言葉で言えないものです。自然の力、愛の力、そうした力を体から心まで洗礼を受けました。次の白馬大池を楽しみに待っています。

小田ふじこさんの感想

平標山では お世話になりありがとうございました。
新潟駅では 上林洋子さんが 駅員さんに予約して誘導していただきました。
長岡駅でもドアが空くと「駅員です。」と待っていてくださいました。
改札口では諏訪さん中沢さんがお迎えにきてくださり感謝です。
苗場ふれあいの里に 到着するとせみ カエルの合唱が聞こえました。
林道を 歩き 水の流れる「いわな」のいそうな河沿いです。「ふき」があり。
登山道は 階段 が1300段ありました。
かわいい学生さんと擦れ違いました。
風が吹いてきて雲がドンドン動いて顔に日差しが当たります。
山の家ではおいしいお水をいただきました。
お昼はおいしいトン汁御馳走様でした。
記念にバッチを買いました。
すごく高い所に登ることができて感謝です。
利根川先生パートナーありがとうございました。
中沢さん長岡駅まで送迎 ありがとうございました。
諏訪さん佐藤さん 計画 下見実行 トン汁作りお疲れ様でした。

○西澤さんの感想

 長岡の西澤です。初めてたいらっぴょう山に登ってとても満ち足りた一日を過ごすことができました。
 計画や下見で何度も現地に行かれた諏訪さんには重ねて感謝もうします。今回は玄君を参加させていただきましたが、皆様が温かく接してくださったのでまことにありがたく思いました。いっしょに登ってくださった山村さん、宮下さんには大いにお世話になりました。彼の明るい笑顔を見て私もうれしかったです。

 山のにぼるということからくる達成感は大きな感動をくれますね。小生は初心者なのでよけいです。大勢の仲間と一緒に登ることでそのうれしさは何十倍にもなるような気がします。
 ところで、小生は、毎週坂牧さんと歩いて鍛えているつもりでいましたが、今日は筋肉痛で歩くのも一苦労の状態です。うれしい筋肉痛という感じです。
 最後に、いちいちお名前を記しませんけれども、先に登ってトン汁を作ってくださったみなさまに感謝、感謝。三杯もいただきました。ごちそうさまでした。

○坂牧さんの感想

長岡の坂牧です。
昨日はお世話になりました。

「月の砂漠」の替え歌のように書いてみました。
雨の中をとぼとぼと
あいゆ〜の仲間は登りました
せみとかえるの響きの中
トン汁目指して登りました。
ナ〜ンチャッテ。

長い唐松林のトンネルを越えるとそこは雨国だった。
でも雨具も着るほどではなく私にとっては気持ちよい雨でした。
前日の悪天候からは想像できない天候に恵まれました。
リーダーの諏訪さんの力はすごいですね。
また私はいつもながら大社長のように玄関から玄関まで車で送り迎えをしていただき申し訳なく思っています。

登山道は細かい階段状で西沢さんと足を鍛えていた私も少しきつかったです。五頭山の溝のような登山道以来、きっと私の記憶に残る登山道だと思います。
お世話頂いた中田さん、小林さん、中沢さん有り難うございました。
それにしてもトン汁はうまかった。佐藤さん、馬場さん、そして通風の霜鳥先生有り難うございました。
玄さんも楽しかったようで良かったと思います。また会いましょう。
今日はほどよい疲れでリラックスしながら仕事が出来ました。

○上林洋子さんの感想

 新潟市の上林洋子です
 危ぶまれていた雨模様もあいゆーの熱意で吹っ飛ばされ、とても楽しい山行でしたね。
 あの連続の階段には少々降参しそうになった私ですが「上りがあれば下りあり…苦あれば楽あり…なんて教訓を反芻することしきり。
 途中に咲いている花を教えてもらったとき、手で触れたかったのですが立ち止まったらそのままバランスが崩れて足取りのリズムが狂いそうだったので花は耳で見るだけにして、ひたすら足を運んでいた次第です。

 この繰り返しでバテルことなく目的の山小屋にたどり着くことができました。到着を告げて打った鐘、その響きを体感できた充実感! 実は、下見に参加した夫から「家の階段でもへたばっているお前には大変な山だ」と言われていたので我が家の階段の一段目を使って密かにトレーニングをしていました。

 リーダーの諏訪さん、サポートしてくださった有坂さん、野崎さん、ありがとうございました!
 長岡駅から集合地までエスコートしてくださった中沢さん、ありがとうございました!
 また、新潟駅から長岡駅まで一緒だった宮下さん、小田さん、お世話になりました。

○小林伯子さんの感想

 立ったり座ったりの際のかすかな筋肉痛が、楽しかった山行の余韻を伝えます。
皆さんのおかげで 今回も初夏の山を楽しむことができました。
ありがとうございました。
 無事にしかも最高の形で行事を終わることができるのは、綿密な計画準備と適正な決断、心配りがあればこそ。
諏訪さんをはじめ 皆様それぞれの陰に陽にのお支えを今回も深く感じ入りました。

 昨年から左足に不安があり、長い距離や下りの際、皆さんの足を引っ張ることになりそうで、山行を逡巡しておりました。
 今回登山道までの平元新道の折り返しという弱足わがまま組の特例参加を認めていただき、私はダメだからと家で拗ねてさびしい留守番をしないで済みました。
 野崎さんとオンリーと福太郎と私の4人は、カラマツ林の林道をスダヤクシュを食べてみたり栃の花を手に取って観察したり時折の霧雨シャワーに涼みながら だんだん痛みを覚えだした足を気遣いゆっくりと駐車場までの帰り道を楽しみました。
ちなみに往復の歩数は一万二千歩余りでした。オンリーにもよい散歩の機会だったのではないでしょうか。

 待ち時間に宿場の湯へ。野崎さんは、男風呂でどこかの若いあんちゃんと交流しながら、入浴。帰りにフロントのお姉さんに「目がご不自由なのに 大浴場でひとりで入浴されて、すごいですね。だいじょうぶか心配でしたが、大丈夫なんですね。」としきりに褒められました。野崎さんのポジティブな行動がここでまたしても障がい者理解の輪を広げました。
 このたびは 高齢化していく私にもやさしい「あいゆー山の会」に感謝の一日でした。
 わがまま行動を容認していただき、皆さんと山行を楽しむことができましたことにありがたくお礼を申しあげます。

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