90 第56回例会山行「二子山」の記録


             残雪の二子山を登る

1 山行記録

 新潟あいゆー山の会 第56回例会山行「二子山(ふたごやま)432.3m」

日程: 平成24年4月29日(日)
目的地: 二子山(長岡市川口町木沢)
コース: 北峰往復
参加者: 21名(視障者6名 晴眼者15名)
天候: 快晴。7月中旬の気温

 今回は平成16年10月23日に起こった中越地震の震源地・川口町の二子山に登りました。震央はこの二子山の麓にあり、7年半の歳月を経てもなお、地震の傷跡が見られました。

 9:00 道の駅「越後川口あぐりの里」に集合。
 9:30 後続隊の到着をまって出発。
 9:50 木沢集落の先、かなり登った道路脇の駐車スペースに車8台を駐車する。
      会長の挨拶、自己紹介、パートナー組み合わせ及び注意事項の伝達等を行う。

10:05 6班に分かれて出発。歩き出して間もなく残雪が現れる。除雪された道路の両脇の壁は多い所でまだ70〜80cmもあり、今冬の雪の多さを実感した。山の斜面にはキスミレ、ショウジョウバカマ、カタクリが群れをなし、木々の新芽の緑が鮮やかだった。遠く米山、刈羽黒姫山、妙高山を眺め、眼下には棚田が広がり、その向こうには地震で崩落したと思われる茶色の山肌をむき出しにした山々が見えた。先頭の人達が珍しい白いカタクリの花を見つけたので皆で歓声をあげる。暑さに誘われたのか茶色の蛇がクネクネと土留めのコンクリートを登って行った。沢水の集水溝で昼食の天ぷら用の山菜を洗い、舗装道路を離れて二子山への山道を登って行った。まだ雪が少しあり枝跳ねに注意しながら細い尾根の道を行く。

11:10 二子山の北峰(432.3m)に到着。二等三角点があったが、山頂は狭く凸凹で大きくえぐれていた。山頂の標高は地震で1.23mも下がったのだそうだ。確かに以前の地図には標高433.5mと載っていた。石の展望盤のようなものが台座ごと下に落ちて腹を出してひっくり返っていた。東屋も今の場所より3mも上にあったとか。鞍部をはさんで南峰への道もあったが、山頂の洞でフクロウが抱卵をしているとの情報があったので、ここで引き返すことになった。

11:30 山頂のすぐ下の見晴らしの良い雪原で昼食。皆さんの協力でフキノトウ、ウド、木の芽、ヨモギ、ゼンマイなど食材には事欠かない。熱々の天ぷらを女性陣で振る舞う。守門岳、浅草岳、駒ヶ岳・中ノ岳・八海山の越後三山、巻機山と素晴らしい眺望に恵まれたが、強烈な雪の照り返しで真っ黒に日焼けしそうだった。

12:30 下山開始。
13:30 駐車場着。解散。季節外れの暑い日でしたが、気分が悪いと云う人も出ず、全員無事に下山できました。お疲れ様でした。
 (佐藤房子 記)

2 感想

○ 小田ふじ子さんの感想

4月29日 二子山ではお世話になりました。
ありがとうございました。
道の駅あぐりの里に集合開店は9時でしたが行列でした。

皆集まり木澤へ。カエルのたまごに触れたり ふきのとうの取れたての いい臭いをかいだり かたくりの花ショウジョウバカマをながめながら へびのおまけつきでした
両脇にはまだ1メートルを超える雪の壁がありました。
うぐいすカエルの鳴き声も聴けました。
晴天に恵まれ連なる山々の説明を聞きました。
二子山の山頂に触れることができました。 念願かない 感謝です。
雪の上での お昼天ぷらは最高においしかったです。
御馳走様でした。
準備くださった皆様ありがとうございました。

○ 西澤一光さんの感想


 長岡の西澤です。今年もよろしくお願いいたします。川口まで諏訪さんの車に同乗させていただきまして、坂牧さん、上林さんと集合地へ向かいました。川口温泉ホテルの施設からさらに上にある駐車場まで行き、そこから歩きました。行き帰りに軽トラ1台とすれちがった以外には車も来ず、他のハイカーとも会わず、今回の山行は全山貸し切り状態でゆったりと行けました。日差しがやや強めでしたが、道の両側の雪を通って吹いてくる山の風がクールで爽快でした。道の曲がり角ごとに遠い名峰の姿を拝むことが出来ました。まだまだ雪を頂いた山々の続く景色はすばらしかったです。

 参加者のなかでも女性の方が中心にフキノトウ、ゴメ、タラの芽、山ウドなどをたくさん採集してくださって、途中の清流でその山の幸の泥を洗い流して下さいました。リーダーの霜鳥さんは風邪をひかれたとのことでしたが、日に焼けて、健康そのものに見えました。宮崎さんがみなのために大きなシートやてんぷらの道具を背負い、先頭を歩かれていました。

 道路は大かた車も通れるようになっていましたし、しかも車が通らないのですから、視覚障害者の方にとっては気軽に行けるコースだったのではないでしょうか。
 ただ、二子山の二等三角点の標識の立っている地点までは「山の会」らしく、短い距離ながら急な山道でした。途中は雪の上を歩いたりして、面白かったです。

 そこを通り過ぎてから、広い雪原に到り、「ここで昼食にしましょう」ということになり、ちょっとびっくりしました。すると宮崎さんがそれまで背負われていたシートを下して、「これならみんな腰かけられる」ということになり、なるほどこのためのシートだったのかと納得。ひんやりした雪の上で、熱々の山菜てんぷらをはふはふ言いつつ食べると、長かった冬のストレスはすべてぶっ飛んでしまいました。
 小生は意地汚く、最後に残った山菜てんぷらをまたまた頂いてしまいました。ああ、うまかったあ。

 それから、山を下りたわけですが、いったん旨いものを腹に入れますと、もう頭の中がその余韻ばかりになり、その後の記憶はさだかではありませんので、感想はここまででおしまいにします。
 ともかく、たいへんな思いをしててんぷらをたくさん揚げてくださったみなさま、いちいちお名前は挙げませんが、感謝に感謝を重ねてもうしあげますです。それでは、つぎの平標でお会いします。

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