41 第21回例会山行 五泉市「大蔵山」 山行記録
大蔵山山頂 
               大蔵山山頂
第21回例会山行 大蔵山(おおくらやま)864.3m 山行記録

 記録:佐藤 房子

山域:新潟県五泉市
実施日:平成18年5月28日(日)
参加者:12名(視障者4名 晴眼者8名)
天 候:曇り〜雨〜曇り
コース:階段コース往復

 前泊組は8時30分に宿舎の「馬下保養センター」を車で出発。途中で名水「吉清水」(よしみず)に寄って水を補給し、コロニー「いずみの里」でトイレタイムをとり、9時少し前に登山口の駐車場で当日参加のメンバーと合流した。自己紹介・準備体操のあと、パートナーを組んで登山を開始した。

1. コースタイム

9:12 駐車場発、「三五郎山林道」を行く。
9:35 雨具を着る。
9:40「階段コース」登り口  いきなり急な階段を2〜3分登る。
10:00 5分間休憩  一旦やんだ雨がまた降り出す。
10:07 一合目  道幅30センチほどの歩きやすい道を登る。
10:23 二合目  小雨の中を行く。
10:31 「大蔵山山頂へ2.9 k」の標識あり  ブナ林がはじまる。
10:39 三合目  雨脚が少し強くなり、ブナの幹に水が流れ落ちている。
10:45 5分間休憩  少しガスが出てきた。
11:00 四合目  沢コースとの合流点に到着。
11:13 五合目  直径1m以上のブナの巨木が多い。 
11:26 六合目  
11:30 5分間休憩
11:43 七合目  ガスが濃くなる。
11:51 八合目
12:01 九合目  10分間休憩
12:20 大蔵山山頂(864.3m)着  昼食、雨はやんでいるが眺望ゼロ。 
13:00   〃  発  
13:12 九合目
13:22 八合目  濃いガスの中を下る。
13:30 七合目
13:42 六合目  7分間休憩
14:00 五合目
14:09 四合目
14:30 二合目
14:35 5分間休憩
14:47 一合目
15:03 階段コース登り口  沢水で靴の泥を落とす
15:25 駐車場着

2. 山行報告

 前日からの強風で中止かもと懸念していたが出発する頃にはその風がピタリと止んだ。さすが「あいゆー」、風も人を選ぶらしい。
 今にも降り出しそうな雨雲だったが、リーダーの霜鳥さんを先頭に最後尾をサブリーダーの利根川さんペアでかためて出発。杉林の中の林道には強風でもぎとられた小枝が散乱している。右下に沢音を聞きながらしばらく行くと雨が降り出して雨具の着用となった。すぐに沢コースと分岐し、左手の階段コースをとる。エンレイソウ・マムシグサ・フタリシズカなど春の名残の草花が目に付く。ヘビイチゴだろうか、白い花がきれいだ。雨の中にあらわれた標識は「一合目」。エッ!やっと1合目? ちょっとビックリ。時々慰めるかのように水平道が現われる。

 3合目あたりからブナ林となる。樹齢ウン百年?と思える巨木があちこちにある。標高900mにも満たない山が見事なブナ林を抱えていた。ガスがたちこめて幻想的な風景となり、しばし見とれてしまう。五合目の標識の手前にクマよけの鐘(金属の筒)が吊るされており、誰かが叩いて行った。鐘は山頂近くまで標識板のそばごとに設置されていて、この山がヒルだけでなく熊の生息地でもあることを認識させられた。七合目あたりからピンクのイワカガミがあらわれ、私たちを慰めてくれた。九合目で諏訪さんが振舞ってくれたグレープフルーツで鋭気を養い、最後のひと登りで大蔵山山頂に到着した。いつのまにか雨は止んでいたが、ガスの中で周りの雑木と皆の顔を見ながらの昼食となった。

 山頂は三等三角点のある小広場で「菅名岳へ70分」の標識があった。気温も下がり衣服も濡れていたため、山頂ではかなり寒く感じた。下りでは、ガスもいちだんと濃くなり、しかも雨の後で滑りやすくなっていたため、泥まみれもやむをえなかった。林道にでたところで沢の水で泥を洗い落とし、午後3時25分、当初の予定より1時間遅くなったが無事に登山口駐車場に到着した。ヒルの山ということで、非常に神経質になってそれなりの対策を練ってのぞんだが、どういうわけか1匹も見かけなかった。

 前日からの強風のせいか他の登山者が見当たらず、たった一人だけ縦走者が追い越していったが、あとは私たちの貸切だった。
心配したヒルも出ず、雨もまあまあで静かな静かな山行でした。皆様、お疲れ様でした。
第21回例会山行「大蔵山」に参加して

 記録:小田原市  古田 和也

 今回の山行は、皆さん、いつも以上に準備に気を使ったようです。というのも、「大蔵山にはヒルが多い。」という情報が入ったからです。私も、年一回の富士登山での砂対策以外では使ったことの無いスパッツをリュックサックに入れて来ました。

 5月28日、日曜日は天気予報の通り、今にも雨が降りそうな空模様でした。前泊をした馬下保養センターで、おにぎりと高野さんが作ってくれた暖かいスープをいただきながら、予定通りの山登りができるかどうか心配していました。担当の霜鳥さんと宮下会長らが予定通りの出発を決め、登山口に向かいました。

 集合場所の登山口駐車場に着き、チーム分けが行なわれ、私は小田さんとパートナーになりました。少し自信が無かったのですが、サポートさせていただきました。出発してすぐ雨具をつけましたが本降りにはなりませんでした。登り始めは勾配の急な坂が続きましたが、尾根に出ると少しなだらかになってきました。しかし、このころから私は前の日に少しだけ飲んだビールの影響が出てきました。「よいしょ。よいしょ」と声を出して、がんばって登りました。小田さんは呼吸が乱れることも無く、全く平気です。普段のトレーニングと体調管理が大切だと思いました。毎度のことなので、私は学習能力が低いようです。

 途中で熊よけの鐘がありました。今回の山行のメンバーは、なぜだか、おとなしい人ばかりのようなので、熊に人間が居ることを伝えるため、皆で鐘を鳴らしながら登りました。 前の日のビールが全部汗になる頃、頂上につきました。イワカガミのピンク色のかわいい花が、私たちを出迎えてくれました。このころには雨は止んでいました。

 お昼には斉藤さんの梅干や、竹田さんのピーナッツをおいしくいただきました。下りは体力的にも余裕が出てきて、霧の中のブナ林の幻想的な雰囲気を味わうことができました。 少し急な下りになった時、うまくサポートできずに、何度か小田さんを転ばせてしまいました。幸い怪我をすることは無かったようですが、小田さんのレインコートは泥だらけになってしまいました。小田さん、ごめんなさい。

 登山口駐車場に到着したときは、雨はすっかり上がっていました。小田原の山の仲間では古田は雨男と言われていますが、晴れ男の諏訪さんが勝ったようです。また、みんなで、大騒ぎをしてヒル対策を考えましたが、結局、誰も吸い付かれませんでした。でも、いろんな情報を集めて、準備するのは勉強になったと思います。

 何度か尻餅をつかせてしまった小田さんが心配ですが、一応みんな、無事に下山できました。小田さん、次はもっと上手にサポートしますので、懲りずに、また、お願いします。皆さん、また、お会いしましょう。
 第21回例会山行「大蔵山」に参加して

  記録:諏訪 惠一

 今回の山行は、計画が発表になった時から、「ヒル」の話題でメーリングリストが大盛り上がり。当日は、残念ながら登れない人まで巻き込み、研究成果の発表や貴重なアドバイスが飛び交っていた。

 自分では、蛭の時期に蛭で有名な河内山塊の山々には登ったことが無く、子供の頃に田んぼの脇の小川で蛭に血を吸われた経験しかないが、山蛭はまったく別物らしく、どんなに防御しても服や靴の中に進入し、美味しい(かどうか分からない)血を鱈腹ご馳走になるらしい。

 さて、当日は朝から風が強く、空もどんよりとしている。今まで参加した会の行事では天気予報に反して晴れた日もあり、一度も雨に濡れた記憶が無いので安心していたが、ついに悪運が尽きたかもしれない。ひょっとしたら、昨晩の天気祭りのお供物が少なかったのかもしれないが、仕方ない。駐車場近くの吉清水(よしみず)で、水を汲み、仕度を整える。

 ここでも参加者全員マイナス1名が入念な蛭対策を施している。特製の秘薬(Pスエット)を体にスプレーするS鳥さんや体中にサロンPを貼ったF子さんなどなど。メーリングリストでの情報をフル活用している。

 いざ、出発。登山口に向けて林道を進む。朝、アジサイの木々をなぎ倒す勢いの強風は止み、登山口に着く前に、大粒の雨が当たり出し、みんなで雨具を着る。いよいよ、蛭ご登場の環境が整っていく。登山口からは、すぐに階段になっており、階段コースの由来に納得する。しかし、階段はほんの数段で終わり。

 登山道はよく整備されており、安心して登ることが出来る。1合目毎に案内が設置されており、要所要所に熊よけの鐘も用意されている。
 足元には、ヘビイチゴ、イワカガミ、マムシグサ、ナルコユリ(?)が、また、道脇にはナナカマドも花をつけていた。時折激しく降る雨をものともせず、所々で休憩を取りながら、お昼過ぎに、予定より若干遅れて山頂に到着する。雨は上がっていたが、一面真っ白で、周りの景色は何も見えない。おにぎりを食べながら、こっちが菅名岳、あっちが白山と話が弾む。特製梅干やプチトマトに落花生を頂き、山頂標識をバックに記念撮影をして、下山開始。

 下りは、竹田さんの鳥の声の解説を聞きながら、滑る足元に注意して歩く。 四合目(沢コースとの合流点)まで下ったところで、誰かが沢コースを下りますかと言うと、わざわざ蛭のいるところへ行かなくてもの声。 往復、階段コースを歩いて、無事、登山口に到着。その後、再び林道を歩いて駐車場へ。

 駐車場に着くや否や、当然全員が蛭のチェックを開始。まったく対策せずに登った一人(自分です)を含めて、蛭をゲットできた人は一人もいませんでした。 家に帰ったら、お風呂に入りながら、蛭の最終確認をして報告することにして解散。 蛭がいなくて幸せだったのか、自慢の対策の効果が確認できずに期待はずれだったのか、登る前から、今回一緒に登れなかった人も参加しての楽しい例会山行でした。
                              
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