104 特別山行「第14回視覚障害者全国交流登山」の記録

                 9月15日 猪苗代湖遊覧船


新潟あいゆー山の会
第14回視覚障害者全国交流登山「磐梯山」 山行報告

○実施要項

1 ご挨拶
第14回視覚障害者全国交流登山大会
実行委員長(NPO法人山仲間アルプ理事長) 網干 勝
 第14回視覚障害者全国交流登山大会を開催するにあたり、実施要項をまとめましたので、お送りさせていただきます。

 大震災で苦しい思いをされている東北のみなさまにほんの少しでもお役にたてればという思いで2年前の京都大会の時に、第14回大会は福島県を代表する山と自然豊かな磐梯朝日国立公園内の磐梯吾妻・猪苗代地域で実施することにしました。自然とのふれあい、人と人とのふれあいを通して、今なお放射能の問題や津波の被害で、傷の癒えない東北の方々の心に思いを向けたいと思います。

 今回は、「みんな仲間だよ! 障害のある人もない人も、高齢者も子どもも、世界中の人たちが!」をスローガンに実施したいと思います。日本社会は かつての各種の差別が多い時代からみんなでお互いに支えあおうという時代に徐々に変わってきました。しかし人の心はまだまだ弱く、自分より弱い人・変わっている人を差別してしまう一面があります。また世界では武力にものをいわせる戦争が絶えません。日本人だけでなく、人類みんなが仲間だよ! さらに、人類だけではなくて、全ての生きものが、平等であり、宇宙船地球号の乗組員です。そんなことに思いをはせつつ、磐梯吾妻・猪苗代地域での登山を共に楽しみましょう。

2 実施概要
(1) 開催日程 2014年(平成26年)9月13日(土)〜15日(月)2泊3日
(2) 会場
国立磐梯青少年交流の家
所在地:〒969-3103 福島県耶麻郡猪苗代町字五輪原7136-1
電話番号:0242-62-2530  FAX:0242-62-2532

国立磐梯青少年交流の家は、猪苗代湖の北側に位置し、正面に猪苗代湖を見下ろし、後ろには磐梯山がそびえる、風光明媚な場所にあります。また、磐梯山の東側から北側にかけて、安達太良山、吾妻連峰が連なり、それらの山々に包まれるように五色沼や桧原湖、秋元湖などの湖が点在します。山に登れば、南側には那須連峰、東には御神楽岳、北西には飯豊連峰も見える、名だたる山々に囲まれた素晴らしいところです。

(3) 登山山域
 今回の交流登山では、磐梯朝日国立公園内に位置する磐梯山、安達太良山、五色沼の登山とハイキングを実施します。
 磐梯山と安達太良山は、どちらも日本百名山に選ばれており、日本を代表する有名な山です。磐梯山は、有名な民謡「会津磐梯山」に宝の山として歌われています。安達太良山は、高村光太郎が詩集「智恵子抄」で取り上げています。五色沼は、緑・赤・青など様々な色の沼が点在する福島県を代表する観光地です。

「全てのコースを歩きたい」と思う方もいるかと思いますが、今回は、この中からご自分の体力や技術と相談して、参加コースを決めてください。

(4) 主催・後援・協力
主催:第14回視覚障害者全国交流登山大会実行委員会(NPO法人山仲間アルプ)
協賛:株式会社モンベル、赤城自然園(株式会社クレディセゾン)
協力:六つ星山の会、福島県山岳連盟、杉妻芸能協会、富士ゼロックス株式会社、富士ゼロックス端数倶楽部

○山行概要
1 9月13日(土) 移動・開会式
@新潟班の5名はJRで猪苗代駅・送迎バスで交流の家
A上越・長岡班の7名は2台の乗用車で交流の家
B関東班2名は乗用車で交流の家

16:00〜 開会式・夕べの集い・代表者会議・夕食・団体紹介・懇親会
第15回視覚障害者全国交流登山は、2016年3月4日〜、あるく会「友遊」主催で広島県宮島「弥山(すやま)535mで実施と決まりました。

2 9月14日(日) 大会日
8:00〜 磐梯山・安達太良山出発
8:45〜 五色沼出発
19:00〜 親睦交流会
20:00〜 自由交流会

2 9月15日(月) 閉会式・市内観光
9:00〜 閉会式
9:30〜 市内観光(猪苗代湖遊覧・野口英世記念館・昼食)
13:00〜 解散

○感想

1 渡辺さんの感想

9月13日〜15日にかけて全国視覚障害者交流登山に参加し、五色沼コースをトレッキングしてきました。これは五色沼探勝コースと檜原湖(ひばらこ)探勝コースからなっており、歩程は約5時間です。

五色沼探勝コースは小さいアップダウンが少々あり、岩と岩の狭い間を通ったり、横たわっている細い木に乗ったり、跨いだり、また、木枝を避けたり、木道を歩くというもので、登山では無いにしろ、登山道と同じ感触を得られました。
 各沼は青、青緑、エメラルドグリーンといった特有の色だとかで、なで、こういった色になるのですかねー。でも、赤沼は赤色でないとのことです。

檜原湖(ひばらこ)探勝コースはほとんど平坦で道幅が広く、舗装上に土や落ち葉が積もっており、歩きやすいものでした。当日はたまに雨がぽつりぽつりと降ったかと思えば、陽が差したりと、歩きやすい陽気でした。

私は登山靴で歩いたのですが、両側の親指の裏が痛くなりました。利根川さんによると、これは運動不足だとのことです。確かに翌日から筋肉痛が出、今日、癒えたところです。

今回のパートナーは佐藤房子さんで、彼女はコース変更して私のパートナーを務めていただきました。感謝いたします。

同部屋だった中田さんと利根川さんには、トイレや喫煙所への移動のガイド、配膳をしていただき助かりました。また、利根川さんには、行き帰りとも同乗させていただきありがとうございました。おかげさまで、家には午後5時15分の早い時刻に着きました。

また山行で皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

2 霜鳥の感想

 国立磐梯青少年交流の家は、磐梯山の南麓で猪苗代湖を見下ろせる風光明媚なところでした。当日は、各団体の入所で満室でした。
 居室は、当会には盲動犬のユーザーが2名参加とのことで講師棟を配置され、ゆったりと静かに過ごせました。

 上級の磐梯山コースは、一般登山者との混雑などで全員頂上を踏めませんでした。また、帰着が大幅に遅れました。しかし、頂上からの展望は360度素晴らしかったです。
 中級の安達太良山は、全員頂上に立ちました。
 初級の五色沼は、ゆったりと周遊できました。

 閉会後、富山三つ星山の会との交流を兼ねて市内を観光しました。
 参加中、各会の事務局等と話をすると大きな大会では参加は困難の会も多く、地域でのスモール交流への流れになると感じました。
 当会も、今回で全国交流登山参加は最後になると思います。

3 野地さんの感想

 私は安達太良山登山に参加しました。
 安達太良山登山に参加した人は121名。
 連休なので登山者も多く ゴンドラ乗り場からたくさんの人です。
 私たちは、9班、安達太良山の会ガイドの方に先導してもらいリーダーは六つ星の三谷さん。あいゆー7名、カメさんグループ2名、11名で、一番最後の出発でした。

 木道が終わると大きな石がゴロゴロする急な道が続き、人は多く、なかなか思うように進めません。
その後は急な峠です。すれ違うのにも人数が多いので相当時間が掛かりました。

 11:30過ぎに、急な峠(樹氷峠とよぶそうです。)を越えたところで昼食をとりました。
頂上には13:00頃到着。登るとき頂上は雲がかかっていて見えないかと心配したのですが青い空がみることができ感激でした。
 写真を撮ったり、ガイドさんからの案内で、下のほうに見える福島の町、二本松、郡山、相馬、遠くは蔵王までよく見えました。

 朝食時に霜鳥さんからのアドバイスで 『できるだけ前に 前にと行くように。』 登ってみて言われたことがよくわかりました。
おかげさまで 9班は一番遅い出発だったのですが、気持ち、前に、前にとでることができ結構早いペースで頂上に立てました。

 下山も人が多いのですれ違うのに時間もかかり、ゆっくり気をつけて 無事ゴンドラ乗り場到着しました。
 帰りのバスの中で土砂降りの雨にあいましたが 当日は天気も良く最高の登山でした。

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