89 特別山行「京都大会」の記録

○山行記録

 特別山行「第13回視覚障害者全国交流登山京都大会」

 第13回視覚障害者全国交流登山京都大会の記録
 記録:霜鳥 弘道

行事名:第13回視覚障害者全国交流登山京都大会
期日:2012年4月6日(金)〜8日(日)
宿泊:京都市野外活動施設「花背山の家」 
参加者:登山団体265名、支援者36名、合計301名
当会参加者:15名(視障者6名、晴眼9名、盲導犬2頭)

 第1日目(4月6日・金) 快晴
 7:00〜 新潟駅南口出発(6名乗車)
 7:40〜 栄PAで1名乗車
 8:00〜 長岡ICで1名乗車
 8:45〜 上越ICで5名乗車で全員合流
11:20〜 徳光SAで昼食
15:00〜 京都東IC。市内では桜が開花していた。
16:20〜 京都花背山の家に到着・交流・宿泊(標高600m)

 第2日目(4月7日・土) 夜間降雪、非常に寒い
 8:35〜 A・B・Cコース毎に各コース登山口へバスで出発
15:00〜 比叡山駐車場に各コース毎に集合
16:50〜 花背山の家に到着・交流・宿泊

 第3日(4月8日・日) 快晴 京都市内の桜もかなり開花していた
 8:20〜 花背山の家出発
 9:45〜 京都東IC
12:00〜 南条SAで昼食
16:00〜 上越IC到着
18:00〜 新潟駅南口到着・解散

 今回の第13回視覚障害者全国交流登山京都大会は、主催する「京都山の子会」から昨年10月に開催要項が届いた時から動き出しました。11月の運営委員会で協議した結果、会の行事「特別山行」として参加することに決まりました。参加に当たり、開催日が新年度早々とのこともあり、事務局で対応することになりました。案内から参加集約まであわただしくスタートしました。

 参加募集で参加者は14名(後日1名追加参加)になりました。新潟県内からは、13名が参加することになりました。他の2名は、会場に直行することになりました。最初の対応は、交通手段の確保でした。乗用車での移動は、ドライバーへの負担が大きいことから避けました。JR利用でのシュミレーションをして見ると総額で約32万円になり、3回の乗り換え等のリスク、盲導犬2頭への対応など、参加者の負担がかなりのものと推測されました。
 総合的に勘案して結局、貸切バスを利用することになりました。 しかし、4月早々は観光シーズンの幕開けでバスを押さえるのに時間がなく、インターネットを利用してバスの確保をすることにしました。このことが、参加の皆さんにご迷惑をかけることになりました。バス契約は、2月早々に終わり安心していましたが、業者が中々決まらずやきもきする結果になりました。

 京都の北部、鞍馬山中の「花背山の家」は、京都市内から北東部、細い県道を延々と走りかなり登った山中にありました。主に夏場の活動施設らしく、まだ残雪もある早春の気配でした。施設は、本館を中心に傾斜地に建てられたおり、ロッジ風の建物が渡り廊下でむすばれていますが、傾斜地のため階段がいたるところにありました。

 私たちが到着したときは、既に開所式が始まっており、ホールにはかなりの参加者が集まっていました。ホールの気温計では、外気の気温が−1・2度を指していました。久しぶりに会う各会のメンバーとの挨拶もそこそこに、配当されたロッジに入りました。男性は大部屋に入り、女性は、2段ベットの部屋へ入りました。

 ロッジは教育施設とのことで部屋での飲酒は禁止でしたので、入口の板の間で交流会を開くが、皆さん遠路の移動のためかお疲れのため早々に就寝しました。残念ながら他会との交流も出来ませんでした。
 7日は、思わぬ新雪の歓迎、かなり冷え込みました。Aコース参加者から順次の朝食後、コース毎に登山口に向かいました。

<コースの紹介>

Aコース(参加者144名)
 千年の歴史と世界文化遺産、老杉の茂る回峰行の道を体感できる登山コース。
 比叡山延暦寺の千日回峰行者が歩く峰道を歩いて比叡山へ登山。
 登山歩行時間約5時間30分、歩行距離約5.5km、頂上までの高低差約650m

Bコース(参加者79名)
 京都一周トレイル東山コースを歩く急坂が続く健脚向きコース。
 京都の市街地を望みながら、豊かな自然や歴史、文化に触れながらの登山。
 登山歩行時間約4時間20分、歩行距離約6.4km、頂上までの高低差約760m

Cコース(参加者78名)
 山頂駐車場から比叡山山頂(848m)へ高低差35m、往復30分の登山コース。
 叡山ケーブルに乗り約9分で標高690mまで移軌比叡山延暦寺を代表する
 釈迦堂と根本中堂(国宝)を巡った後、バスで山頂駐車場まで移動。
 登山歩行時間釣3時間45分、歩行距離約4.4km

 比叡山から下山後、山の家に向かいましたが山道のため相当の時間がかかりました。おかげで趣のある京都の景観を見物することができました。
 代表者会議には参加できませんでしたが、次回の第14回交流登山は、2014年に「NPOアルプ」主催で磐梯山方面、第15回交流登山は、2016年に広島の「歩く会 友遊」が主催することが確認されました。

 食事後、ロッジでの交流会も当会のみで静かに行い、早めの就寝となりました。
 下山後日程を検討した結果、山の家から高速道までかなりの時間が要すること等から、行動予定を大幅(2時間)に早めることにしました。ドライバーと連絡がとれ、閉所式に参加しないで帰途につきました。
 全国交流登山とはいえ、施設の構造や疲労?などから、あまり他会との交流ができませんでしたが、無事に終了することができました。

 第13回視覚障害者全国交流登山(京都大会)に参加して

 記録:宮下 幸夫

 2012年(平成24年)4月6日(金)〜8日(日)に、第13回視覚障害者全国交流登山(京都大会)が比叡山を中心に開催され、私たち新潟あいゆー山の会から15名(うち非会員1名)が参加しました。
 私自身、全国交流登山には、ずいぶん久しぶりの参加でした。今回は、京都山の子会の主催で、比叡山を中心にA〜Cの3つのコースで行われました。

 山行は、4月7日(土)に実施され、私はBコース(京都1周トレイル東山コース)に当会から佐藤房子さん、池田さん、川口さん、網野さん、私の5名で参加しました。
 朝目覚めると、外は雪景色でした。宿舎の京都市野外活動施設「花背山の家」を8時半に出発の予定でしたが、集まりが悪く10分ほど遅れてバスで出発しました。私たちは、Bコースの1班で、岡山県のこま草ハイキングクラブ、島根県の四季の学びや、そして新潟あいゆー山の会の約20名でした。(Bコースは全員で3班60名ほど)
 宿舎から京都市街地まで、すれちがいにも困るような細い道を1時間あまり下りました。途中、幼少の義経がかくまわれていたといわれる鞍馬寺のそばも通りました。
 バスを降りて町中を少し歩き、10時半頃に麓の赤山神社でトイレ休憩をとっていよいよ登山開始。登山道はとても整備がゆきとどいており、2人で並んで歩けるほどの幅がありました。神社の林には立入禁止の鉄条網が張られていました。緩やかな登りを昇っていると、トレイルランのグループが下ってくるのに出会いました。2時間ほど昇って12時過ぎにロープウェイの駅の所で昼食を取りました。食事中に、花吹雪ならぬ小雪がまっていてとても寒かったです。

 昼食後、比叡山の山頂を目指して再び出発。途中の展望台では、眼下に琵琶湖が見え、その向こうには比良山(ひらさん)が見えるとのことでした。そして比叡山山頂の一等三角点まで昇って、山頂の駐車場で記念撮影をしました。私は、比叡山には2・3回訪れたことがありますが、山頂まで来たのは今回が初めてでした。
 記念撮影後、バスで延暦寺の根本中道まで移動して参拝をしました。(実際には登山靴を脱ぐのが面倒で、前庭で待つことにしました)

 3時半過ぎにバスに乗車して、比叡山有料道路を下り、4時半過ぎにようやく宿舎にもどりました。
 今回の交流山行を通して、私たち新潟あいゆー山の会のみなさんは、集合時間などもきちっとしており、また食事などのマナーも良いとのことでした。(野崎和子さん談)
 最後に、同じグループで参加された網野さんはサポート初体験でしたが、感想はどうだったでしょうか。また、遠路札幌から参加された佐々木さん、大変お疲れさまでした。そして片道660キロを往復一人で運転してくださった日本海バスの羽生運転士さん、本当にご苦労様でした。ありがとうございました。とても楽しい旅行をさせていただきました。

 第13回視覚障害者全国交流登山京都大会に参加して

 記録:網野 徳治郎

 私は八王子市在住の網野と申します。今回初めての参加で、皆さんについて行けるか心配でしたが、皆さんから大変親切に教えていただき、何とかついていけた様に思います。自分自身、積極性にちょっと欠ける所があり、行動が遅くてご迷惑をかけたかもしれません。山歩きに際しても、歩きにくい所、あぶない所を的確に伝えることの大切さを、痛感しました。今回のコースは道が広く、歩き易い道がほとんどでしたが、それでも急坂あり、ぬかって歩きにくくなっている所もありました。倒木も要注意でした。常に周りを良く観察して、その状況を相手の方に正しく早く知らせることが大切なんですね。

 山で出会った木々や草花など知ることも大事だと思いました。山へ出掛ける時は花の本など持って行ったりしますが、中々覚えられないです。それでも関心を持って続けたいと思います。比叡山登山は自分にとって、いつまでも記憶に残るすばらしい登山になったと思います。
 これから会の皆さんに教えていただくことが多いと思いますが、今後とも宜しくお願いします。霜鳥さん始め参加された会員の皆さん、本当にありがとうございました。海老名市在住の山村さんには、出発の夜行バスから帰りまで何かとお世話をいただき感謝しています。大変ありがとうございました。

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